JR西日本は23日、「TWILIGHT EXPRESS(トワイライトエクスプレス)瑞風」車両初お披露目の記念式典を実施した。車体保護のラッピングが外され、「瑞風グリーン」の車体に金色のエンブレムとラインを配した車両外観が初めて公開された。

記念式典にて「瑞風グリーン」の車体色をまとった「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」がお披露目された

「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の車両は昨年3月末から順次搬入され、秋頃から試運転も行われてきたが、これまで各車両とも黒のラッピングが施されていた。この日の記念式典では、JR西日本代表取締役社長の来島達夫氏、車両のデザイン統括・インテリア監修を担当した浦一也氏、エクステリア監修を担当した福田哲夫氏、「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」アンバサダーの葉加瀬太郎氏が出席し、多くの報道関係者らも見守る中、「瑞風グリーン」の車体色をまとった10両編成の車両がゆっくりと姿を現した。

「瑞風グリーン」は2015年3月まで大阪~札幌間で運行された寝台特急「トワイライトエクスプレス」の伝統を受け継ぎ、上質さを演出するとともに沿線の風景にも溶け込む車体色となる。外観・車内ともに懐かしさのある「ノスタルジック・モダン」テイストのデザインとなり、開閉できる窓や展望デッキから沿線の風も感じられるという。一流の食の匠による料理の提供、車内を彩る沿線のアート・伝統工芸品など、「美しい日本をホテルが走る」の列車コンセプトにふさわしい車両となる。

記念式典には「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」アンバサダーの葉加瀬太郎氏も出席

車両初お披露目の記念式典では、アンバサダーの葉加瀬太郎氏によりテーマ曲も披露された。「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」は6月17日から運行開始。1泊2日片道タイプ「山陰コース(下り)」「山陰コース(上り)」「山陽コース(下り)」「山陽コース(上り)」、2泊3日周遊タイプ「山陽・山陰コース」が設定され、各コースで立寄り観光も行われる。