マイボイスコムはこのほど、第4回「介護に関するアンケート調査」の結果を発表した。調査期間は1月1日~5日、有効回答は10代以上の個人1万1,150人。

介護経験者は2割

回答者の中でこれまでに介護の経験がある人は20.7%。そのうち、現在介護をしている人は6.9%、過去にしたことがある人は13.9%となり、年代別にみると、50代以上で介護経験者が多かった。

介護の経験

介護経験者が介護している・していた人は、「自分の親」が65.2%で最多。次いで「配偶者の親」が18.9%、「祖父母」が12.0%と続いた。「自分の親」は男性、「配偶者の親」は女性で比率が高かった。

自分が介護される立場になったときに備えている・いた人は4割弱。年代別にみると、20代では2割にとどまったのに対し、50代以上では4割に増え、特に女性50代以上では5割弱に上った。

自分が介護される立場になったときに準備していることは、「貯蓄、投資など、経済面での備え」が17.4%で最も多く、以下、「民間金融機関の介護保険への加入」が8.7%、「民間金融機関の個人年金への加入」が7.8%と続き、3割以上が金融商品などの備えをしていることがわかった。性・年代別では、女性50代以上で「経済面での備え」「身辺確認・整理」の割合が他の層よりやや高かった。

自分が介護される立場になった時に備えていること

家族に介護が必要になったときの困りごと・不安を尋ねると、「精神的な負担」「肉体的な負担」「出費が増える」が各5~6割で上位3位を占めた。全体的に女性の比率が高く、「肉体的な負担」「精神的な負担」「いつまで続くのかわからない不安」では男女差が約14~16ポイントついたという。