Q.残業なしで仕事を終えて早く帰る工夫をしていますか?

定時で帰りたい! という場合、ただ急いでがむしゃらに仕事をがんばる、だけではなかなかうまくいかないもの。今回はマイナビニュース会員のうち男女305名に、残業なしで早く仕事を終えるために工夫していることを教えてもらった。

Q.残業なしで仕事を終えて早く帰る工夫をしていますか?

はい 78.7%
いいえ 21.3%

Q.(「はい」と答えた方にお聞きします)早く帰るためにどんなことをしていますか? どんな工夫をしているか教えてください

■スケジュール管理・優先順位づけ
・「1日の仕事の配分を考えて処理する」(63歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)
・「まず週始めに金曜までのスケジュールを確認して、仕事量が増えそうな時は別の日に仕事を振り分けたりして、忙しい時と暇な時の差をなくすようにする」(24歳男性/食品/その他・専業主婦等)
・「仕事の優先順位をつけ、効率的に済むよう、順序を工夫し、手早く処理するようにしている」(54歳男性/ガラス・化学・石油/営業関連)
・「前もってできること、今日ではなくても問題のないこと、まわりとうまく分け合って終えることのできることに分けて終えるようにしています」(39歳男性/サービス/その他・専業主婦等)


■時間の確認
・「パソコンの仕事はより早く終わらせるために、何時何分にどれくらいの作業を消化しているかを確認している。定時前に作業を終えたら、ミスがないように点検をする」(39歳男性/教育/公共サービス関連)
・「その日の仕事量を確認。1日を三分割して進捗をその時間ごとに確認」(39歳男性/その他/営業関連)
・「前日に翌日の仕事の計画を組み、12時、15時で都度、進捗確認し遅れないようにしている」(48歳男性/専門店/販売・サービス関連)

■隙間時間の活用
・「隙間時間で雑務をこなしている」(49歳男性/教育/専門サービス関連)
・「先々の事を考え、少しの隙間時間でもできることをあらかじめやっておく」(38歳女性/ドラッグストア・調剤薬局/その他技術職)
・「今日のやるべきことを朝に確認して、段取りよく進めるようにしている。スキマ時間にダラダラしないで細かいことをやると意外と仕事が捗る」(30歳女性/銀行/事務・企画・経営関連)
・「隙間時間に次の仕事の段取りを始めておく。常にやり終わりをイメージしながら、次何しようと立ち止まらない」(43歳男性/物流・倉庫/技能工・運輸・設備関連)

■無駄を極力なくす
・「動きの無駄をなくす、探し物をしなくて済むよう、整理整頓」(51歳男性/インターネット関連/クリエイティブ関連)
・「同じ系統の仕事をまとめて片付けて、そして別の仕事に取り掛かる。往復する手間を省く事で時短を生み出しています」(41歳男性/サービス/専門サービス関連)
・「前段取り、後段取りをキチンとして、一つの動きでついでの作業がこなせるように考える」(42歳男性/ゴム/技能工・運輸・設備関連)
・「効率を上げる方法を考えて行動している」(59歳男性/輸送用機器/事務・企画・経営関連)
・「フローの改善」(51歳男性/通信関連/IT関連技術職)

■普段から最短を意識
・「クライアントの意向通りのものの他に代替え案も用意して二度手間にならない様にしておく。プラン変更になった時のことを事前に上席から内諾を得ておく」(44歳女性/建設・土木/事務・企画・経営関連)
・「業務の内、定性的な部分について、フォーマットの作成や自動計算シート(エクセル等)を作成し、手間を省けるよう心掛けている。顧客との協議を綿密に行い、顧客が求めている状況を的確に把握し、それに向けて最短距離となるような行動を心掛けている」(51歳男性/設計/建築・土木関連技術職)

■仲間の協力も必要
・「手が空いている同僚、後輩に手伝ってもらうようにしています。そのかわり、私も手伝います」(41歳女性/教育/専門サービス関連)
・「シフト勤務なので交替時間をまたぐ業務を自分で抱え込まず次の担当者に任せる。とは言ってもその通りには行かない場合が多いです」(53歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「人と仕事の分担や肩代わりなどで得意な作業を集めて効率良く終わらせる」(31歳男性/教育/IT関連技術職)

■強い気持ちも大事
・「終業時間以降は電気が付かないと考えて、気合いで終わらせる」(32歳男性/教育/公共サービス関連)
・「用事がある日は、周囲に前もって宣言しておく」(47歳女性/その他電気・電子関連/事務・企画・経営関連)
・「終わりそうな時刻の少し前から帰る準備をしながら仕事をする」(41歳女性/官公庁/公共サービス関連)
・「前倒しで時間前にやれることはすべてやっておき、時間になったら何があっても絶対帰るという強い意志をもつこと」(35歳男性/その他/技能工・運輸・設備関連)

■総評
残業しないために早く帰る工夫をしている人は、78.7%にも及んだ。何かしらの努力なくして定時に上がるというのは、非常に難しいことだと分かる。

残業なしで帰るためには、仕事をとにかく効率よく素早く進めることがカギとなる。「仕事量と内容を把握して優先順位をつけ、時間の配分を決める」「前倒ししてスケジュール管理」という計画性は必須だろう。また、仕事に対してかかった時間を確認し、遅れがないか進捗をチェックしながら仕事を進めるという人もいた。終了時間が決まっているのだから、このように精密に逆算していくことが、当然必要になってくる。

時間を無駄にしない、というのも重要だ。ちょっとした隙間時間に雑務をこなす、整理整頓するなど「立ち止まらない」のがポイントという声も上がっていた。また効率よく仕事するために「段取り」をしっかりするという人も多かった。「二度手間にならないように、顧客のニーズを良く聞いておく」「代替案を最初から用意しておく」など、普段の仕事の取り組み方から気を配っている上級者もいるようだ。

「仲間に協力してもらう」「早く帰る日は周囲に宣言」など、残業なしのための根回しはなかなかに大変そうだ。最終的には「絶対に帰るという気合い」も必要とのこと。回答を見ていると、残業に関わらず、普段から時短や効率化を目指すのは、自分にとっても相当プラスになりそうだ。たまには、タイムアタックのような気持ちで仕事に臨むのもいいかもしれない。

調査時期: 2017年1月24日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性205名 女性100名 計305名
調査方法: インターネットログイン式アンケート