東京都と川崎市は1月24日、多摩川を渡り羽田空港と川崎市を結ぶ新しい橋の都市計画事業認可を取得したことを発表。本橋りょうは多摩川河口から第一番目に架かる橋となる。

事業認可区間の図

この道路は多摩川を渡り、大田区羽田空港二丁目の羽田空港跡地地区と川崎市川崎区殿町三丁目の殿町地区を結ぶ延長約840mの都市計画道路。同事業は川崎市が工事施工者として整備を実施する。なお、東京都側の取付部である環状第8号線は、別事業として国土交通省が工事施工者となり整備を行う。

橋りょうのイメージ図

同事業は、多摩川を渡る橋りょう(橋長約600m、計画幅員17.3m)と川崎市側の取付部を整備するもの。車道は2車線、その両側に歩道及び自転車走行空間を整備する。空港と隣接する立地を生かしたまちづくりが進められている羽田空港跡地地区と、ライフサイエンス分野等の研究開発拠点の形成が進められている殿町地区を結ぶ新たな橋りょうを整備することにより、ヒト・モノ・ビジネスの交流が活性化し、両地区の連携強化を目指す。

事業概要

平成28年度~平成32年度にかけて実施。事業費は、橋りょう部約260億円(東京都と川崎市で折半)、川崎市側取付部約40億円(川崎市負担)で約300億円となる。計画幅員は17.3mで、東京都市計画道路補助第333号線および環状第8号線(大田区羽田空港二丁目~神奈川県境)は約280m延長、川崎都市計画道路3・4・29号殿町羽田空港線(東京都境~川崎市川崎区殿町三丁目)は約560m延長される。