「honto」を運営する大日本印刷(DNP)とDNPグループの書店及びトゥ・ディファクトは1月5日、「2016年 二十歳(はたち)が一番読んだ小説ランキング」を発表した。
新海誠作品がランキングを席巻
同ランキングは、hontoサービス実施店の丸善、ジュンク堂書店、文教堂、及びhonto.jpサイトで購入された書籍や電子書籍の販売データをもとに集計したもの。集計期間は2016年1月1日~2016年12月20日。
ランキング1位を獲得したのは大ヒット映画原作の『小説 君の名は。』(新海誠/KADOKAWA)。トップ10に新海誠作品が3作、映像化作品(新海誠作品含む)が6作ランクインする結果となった。
honto広報担当の土佐勝彦氏は「映像化にあたり、直木賞や芥川賞、本屋大賞などの受賞作品をベースに実写やアニメにより本の世界にとどまらず人気化するという昨今の流れに乗ったランキングとなりました。若者の読書離れと言われる中、本から発信され、映像化され、再び本に回帰してくるというサイクルができ、若者の心に本が響いているという証では」とコメントしている。
映像化された作品が多数ランクイン
2位以下のランキングは下記の通り。
2位『君の膵臓をたべたい』(住野よる/双葉社)
3位『何者』(朝井リョウ/新潮社)
4位『また、同じ夢を見ていた』(住野よる/双葉社)
5位『植物図鑑』(有川浩/幻冬舎)
6位『コンビニ人間』(村田沙耶香/文藝春秋)
7位『羊と鋼の森』(宮下奈都/文藝春秋)
8位『夜は短し歩けよ乙女』(森見登美彦/KADOKAWA)
9位『小説 言の葉の庭』(新海誠/KADOKAWA)
10位『小説 秒速5センチメートル』(新海誠/KADOKAWA)