Q.年末年始、夫の実家に帰省したとき、「失敗した!」と思ったことは何でしたか

たとえ親しい友人であっても、よその家にお邪魔するときは何かと気を遣うもの。ましてや夫の実家となれば、考えるだけで憂鬱になる、という人もいるかもしれない。

今回は、小学生までの子どもをもつ女性のマイナビニュース会員300人に「年末年始、夫の実家に帰省したとき、失敗したこと」を聞いてみた。

Q.年末年始、夫の実家に帰省したとき、「失敗した!」と思ったことは何でしたか(複数回答可)
1位「手土産に関すること」 7.7%
2位「家事・育児に関すること」 6.0%
3位「帰省期間に関すること」 5.3%
4位「マナーに関すること」 4.3%
5位「服装に関すること」 3.3%
6位「帰省時期に関すること」 3.0%

Q.失敗談を具体的に教えてください

■「手土産に関すること」

・「持ってきたお菓子と、出されたお茶菓子が丸かぶり」(38歳/兵庫県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「お年玉をいただいているので、もう少し金額の高い品物を選べばよかった」(44歳/群馬県/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
・「甘いものを持っていったら、義母が糖尿病だった」(39歳/京都府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「手土産を買ったが、持っていくのを忘れた」(32歳/岡山県/その他/その他・専業主婦等/その他)
・「何を手土産にするか毎年悩んで、結局毎年ハムになる」(35歳/岡山県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「次はお土産を買って来てね、と言われたとき」(48歳/栃木県/医療用機器・医療関連/その他技術職/会社員・公務員・団体職員)

■「家事・育児に関すること」

・「家事のやり方が違う」(42歳/北海道/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「片付けなど、手伝うタイミングが難しい」(50歳/神奈川県/サービス/その他技術職/会社員・公務員・団体職員)
・「掃除をよかれと思ってしたら、迷惑だったみたいです」(37歳/茨城県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「子どもがお節料理をひっくり返した」(31歳/大阪府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

■「帰省期間に関すること」

・「相手は泊まってほしいと思っているが、自分は日帰りがいい」(38歳/広島県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「早く自宅に戻るつもりが、雪で帰れず長く泊まることになってしまった」(35歳/三重県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

■「マナーに関すること」

・「お節の盛り付け方がわからずに、細かく注意された」(25歳/鹿児島県/官公庁/公共サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「一番風呂に入ってしまったこと」(37歳/三重県/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
・「方言が分からなかった」(51歳/千葉県/ホテル・旅館/その他・専業主婦等/会社員・公務員・団体職員)
・「義父と一緒になって飲み過ぎた年末がありました……。義母には次の日、冷たい視線を投げかけられました」(35歳/青森県/教育/公共サービス関連/会社員・公務員・団体職員)

■「服装に関すること」

・「カジュアルな格好で、理解してもらえなかった」(35歳/東京都/その他/営業関連/会社員・公務員・団体職員)
・「旦那にもっといい格好をさせればよかった」(45歳/愛知県/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「とにかく日本家屋は寒い。着ていく服装を間違えた」(35歳/埼玉県/インターネット関連/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)

■「帰省時期に関すること」

・「本家なので、ゆっくり夫の両親と話す時間が全く取れなかった」(39歳/大阪府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「ごはん時にかかると気を遣わせるので、避けた方が良かった」(47歳/埼玉県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「行ったら義母がいなかった」(33歳/東京都/医療用機器・医療関連/その他技術職/会社員・公務員・団体職員)
・「帰省シーズンは道路などが混雑しているため、たどり着くまでに時間がかかった。以後は時期をずらしている」(40歳/長崎県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

■「その他」

・「到着時間。身支度がなかなかできなくて、出発時間が大幅に遅れた」(53歳/埼玉県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「子どもがうまれてから、大みそか、1日、2日のお参りは一緒に行くのが当たり前になってしまった。仕事の休みが少なく、自分の実家に行けない。自由がない」(43歳/東京都/生命保険・損害保険/営業関連/会社員・公務員・団体職員)
・「毎回、大丈夫だったか不安に思っている。気を遣いすぎて、帰る頃にはクタクタで、帰宅してからダウンする」(33歳/愛知県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「お互いに緊張して話が続かなかった。泊まりたくなかったけれど、泊まらざるを得なかった」(41歳/佐賀県/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
・「長男が幼稚園、次男が2歳、どちらにも手がかかるし、静かにできない年齢。普段、義父母だけで静かに暮らしている環境で急に騒がしくなり、冬は血圧がなんでもなくても上昇傾向にあるが、さらに血圧を上げさせることになった」(47歳/岩手県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「お年玉に関すること。準備しておいたものを家に置いてきてしまっており、慌ててポチ袋を買い、お金をおろして間に合わせた」(43歳/栃木県/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「お酒を飲み過ぎてしまった。結婚して初めてのお正月、男性陣がガンガン飲んでいたので、お酒好きな私は一緒になって飲んでいた。5時間ほどすると、皆さんつぶれて寝てしまい、私だけになった。そこで片付ければまだマシなのに、さらに1人で飲んでいた。台所で義母がブツブツ言っていたので耳を澄ませてみると、『いつまで飲んでるんだかねーまったくもう!!』と言っていた。あれから25年。今まで仲良くやってこられたのが不思議です……」(43歳/神奈川県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

総評
調査の結果、第1位は「手土産に関すること」(7.7%)だった。第2位は「家事・育児に関すること」(6.0%)、3位は「帰省期間に関すること」(5.3%)。次いで「マナーに関すること」(4.3%)、「服装に関すること」(3.3%)、「帰省時期に関すること」(3.0%)と続いている。一方、67.3%の人が「失敗したと思ったことは無い」と回答した。

第1位「手土産に関すること」では、他の親族の手土産とかぶってしまったり、相手に気に入ってもらえなかったりと、苦労している様子がうかがえる。中には、「いらないと言われた」など、笑えないエピソードも。

「家事・育児に関すること」では、育児、家事での意見の食い違いがあらわになってしまい、気まずい思いをしたなどのエピソードが語られている。ついつい「余計な一言を言って」しまい、トラブルとなってしまったというコメントもあった。

「帰省期間に関すること」では、やはり長く滞在することが苦痛に感じるという意見が多かった。実家側の「なるべく長くいてほしい」という要望と、「早く帰りたい」という心理とのすり合わせに苦慮している人も多くいるようだ。

「マナーに関すること」や「服装に関すること」では、ついついいつものペースで振る舞ってしまったり、カジュアルな服装で出掛けてしまったりで、あとで冷や汗をかく結果となったという体験談も見られた。6位の「帰省時期に関すること」も、3位「帰省期間に関すること」と同様に、先方とこちらの思惑や希望の違いをうまく調整することができずに、結果として実家に不満を抱かせることになった、というケースが多くあった。

今回のアンケートでは、全体の約3分の1が、夫の実家での何らかの失敗体験を持っていた。義実家ではなるべく「良き嫁」でいたいと思うあまり空回りをしてしまったり、義実家でのルールになじんでいないことで失敗してしまったり、あるいは、なにかと意見が合わなかったりなど、苦い経験をつづってくれている。

中には、「夫の実家に帰省するということがないので、ありません」というかなり割り切った意見や、「思い出したくない」「書けません」など、いったい何があったのだろうと、思わず心配になってしまうようなコメントもあった。

調査時期: 2016年10月31日~2016年11月26日
調査対象: マイナビニュース会員(小学生までの子どもをもつ女性)
調査数: 300人
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません