深みのある洗練された大人の味わい

人気No.1の「塩キャラメルとピスタチオ」。軽い口溶けとパンチのある味わいが特徴

2件目に紹介する「パフェ、珈琲、酒 『佐藤』」は、2016年3月にオープンしたばかり。札幌のシメパフェ文化が定着し始めた時期に満を持して登場しただけあり、並んででも食べたい大人のパフェの店として人気上昇中だ。

パフェに使われるアイスクリームやソルベ、ムース、焼き菓子はすべて自家製。甘味と酸味、ほのかな苦味や塩味の組み合わせや、食感のバランスも緻密に計算したレシピは、和の食材なども取り入れた逸品ぞろいだ。フレンチのフルコースのデザートのように、凝った盛り付けも楽しい。

一番人気の「塩キャラメルとピスタチオ」(1,188円)は、ピスタチオアイスの濃厚なナッツの香りと、塩キャラメルの風味がマッチ。カシスムースの甘酸っぱさと、トッピングの塩のガツンとパンチが利いた塩味がアクセントになっている。単体で味わってもおいしいパーツが、組み合わせによって味が変わり、何倍も楽しめる。

まるで和食処のような渋好みの店内。カウンター6席のほか、小上がり風の座敷16席を用意

和の素材や旬の果実をパフェの主役に

和テイストの「豆と梅、ほうじ茶」(1,220円) は、枝豆のモンブランがベースとなった和風パフェだ。ふっくらと炊き上げた数種類の豆や南高梅のソルベを合わせ、繊細な風味に仕上がっている。

また、「ショコラとグリオット」(972円)は、ほろ苦いチョコレートアイスと香り高いサクランボのソルベ、チョコレートムースに、北海道産ソフトクリームをプラス。苦味と酸味が口の中で繊細に溶け合う、メリハリの利いた味わいだ。

これらの定番パフェに加え、フレッシュな旬の果物を生かした「季節のフルーツ」(1,426円)もラインアップ。生クリームたっぷりのパフェが好きな人には、こちらがオススメだ。

アーケード街「狸小路」1丁目西側のラーメン店「山岡家」と、コンビニエンスストア「サンクス」の間の小路を奥へ。場所が分かりにくいので、スマホなどでチェックを

酒と肴、コーヒーをセットしたコースも

ほかにも、パフェと酒のマリアージュを体感できる「『佐藤』堪能コース」もあり、パフェ・酒1杯・おまかせの肴(さかな)1品・コーヒーの4品で2,484円(「季節のフルーツ」はプラス324円)。酒はグラスワイン、ウイスキー、芋焼酎、大吟醸や辛口純米酒、梅酒ほか、幅広い品ぞろえから選べるので、ベストな組み合わせを考えてみよう。なお、18時以降、酒類のオーダーはお通し代(300円)が別途必要となる。

●information
パフェ、珈琲、酒「佐藤」
住所: 北海道札幌市中央区南二条西1丁目6-1 第3広和ビル1F
営業時間: 火~木曜日18:00~24:00、金曜日18:00~翌2:00、
土曜日13:00~16:00・18:00~翌2:00、日曜日13:00~16:00・18:00~24:00
※ラストオーダーは各30分前、祝前日の営業時間は日によって異なる(Facebookで確認を)
定休日: 月曜日(祝日の場合は営業し、翌火曜日に休み)