2016年10月30日、赤坂サカスSacas広場にて、TVアニメ『ガーリッシュ ナンバー』ハロウィントークショーイベントが開催され、メインキャラを演じる千本木彩花(烏丸千歳役)、本渡楓(久我山八重役)、石川由依(片倉京役)、鈴木絵理(苑生百花役)、大西沙織(柴崎万葉役)の5人が登場した。

ハロウィンイベントということで、広場にかけつけた大勢のファンの中には、仮装した人もちらほら。そんな開演前から楽しげな雰囲気の中、まずはMCを務める、主人公・烏丸千歳役の千本木彩花と久我山八重役の本渡楓のふたりがステージに登場し、自己紹介からのコール&レスポンスでさらに会場の空気をあたため、「なにとぞお手柔らかにお願いします」(本渡)の言葉とともに最初の挨拶を終える。

続いて、片倉京役の石川由依、苑生百花役の鈴木絵理、柴崎万葉役の大西沙織も登壇。それぞれの簡単な自己紹介を経て、イベント本編がスタートする。

まずは作品内容の簡単な紹介コーナー。中でも話題が広がったのが、千歳が劇中のTVアニメ『クースレ』登場キャラクターを演じた際の「棒読み」。千歳の新人声優ゆえのまだ成長途中の演技を表現するにあたり、

「心を無にして『てやー!』ということだけを考えてました」(千本木)

と演技の苦労した点ついて語り、会場を盛り上げた。

続いてはハロウィンにちなんで、キャラクターの紹介を交えつつ、それぞれが自分の演じるキャラにさせたいハロウィンのコスプレを挙げていくコーナー。

「ザ・コスプレという感じの着ぐるみ。でも、脱いだら中はビキニとか下着だった、みたいなギャップが京はほしい」(石川)
「ミカエル。天使。(百花の親の)十四光を表現した電飾のある衣装」(鈴木)
「万葉はシスターみたいな、色っぽいけど守るべきところは守ります、みたいな衣装」(大西)
「八重はマシュマロボディだから、セクシー系で、布面積を小さめにして、でも本人は涙目」(本渡)
「メイド服とか、魔女っ子とか、超王道な感じで攻めてほしい。でも黒いところは多く。千歳らしく調子に乗っている感じがほしい(笑)。ハロウィンをしている自分に酔っているみたいな」(千本木)

と、それぞれに役を掴んだ楽しい回答が続く。そして、次はスケッチブックを使ったお絵かきコーナー。

まずは自身のキャラクターを絵で紹介していくが、普通にちゃんと絵を描いたり、特徴的な体の一部を強調して描いたりと、5人それぞれの個性が光る回答。続く「ハロウィンで家に飾るならどんなかぼちゃがいいですか?」というお題でも、会場からは大きな笑い声が湧き上がった。

お絵かきコーナーの次は、キャスト陣に「声優としてスキルアップしていくために必要なこと、していること。もしくはキャラクターにさせたい試練」という質問を聞くコーナー。ここでは、千本木からは、「千歳は厳しい音響監督についてほしい。辞めそうだけど(笑)」と愛のある厳しいアドバイスが飛び出した。

そのあとも「声優業界あるある」「声優としての練習法」など、『ガーリッシュ ナンバー』のイベントらしい、声優の仕事にスポットを当てたトークテーマが続き、このコーナーの最後に、「『こんな声優になりたい』という目標、もしくはキャラになってほしい目標」という質問が飛び出すと、

「京には作画がすべてじゃないとおしえてあげたい」(石川)
「千歳はもっといろんなことを考えたらいいなと思う。大事なことを考えてほしい。足元を見てくれ、と」(千本木)
「百花はいずれ紅白に出られたらいいね。大人になってもかわいい、アイドル声優としての道をつらぬいていたらカッコいい」(鈴木)
「万葉はあきらかにとっつきにくい声優になっているから、親しみやすい声優になってほしい。私みたいな(笑)」(大西)
「初心を忘れずにずっといてほしい」(本渡)

と、それぞれに気持ちのこもった回答を語った。

イベントの最後には、『ガーリッシュ ナンバー』の今後の見所について語り、イベントを締めくくった。

「なかなかしゃべらないし、ツンとしてるところが多いので印象薄いかもしれませんが、万葉、ここからです。ここから巻き返していくので、ぜひ最後までみてほしいと思います!」(大西)
「それぞれのキャラクターが濃くて、ひとりひとりに等身大のドラマがあるので、そこにも注目してほしいけど、作品全体もおもしろいです。フィクションとノンフィクションがうまい具合にまざっているので、そこをハラハラドキドキしながら見ていただけたらうれしいです」(鈴木)
「これからまたお話が進んでいって、どんどん五人の関係が変わっていったり、新人声優の千歳、八重、京がどうなっていくかなど、見所が詰まっているので、最後まで楽しんでください!」(石川)
「台本を読んで、アフレコをして、先々の展開を見ていると、今後もステキなシーンや、胸が痛くなるような話も(笑)たくさんあって、1クールじゃもったいないくらい、色々な面白さがぎゅうぎゅうに詰まっています。1話でも見逃したら、八重ぽん、怒るポン(笑)」(本渡)
「物語としてもこれから色々な展開が待っていますので、楽しみにしていただきたいです。現時点での千歳はヤバい子ですけど、"千歳のことは嫌いになっても『ガーリッシュ ナンバー』のことは嫌いにならないでください"と思っているので(笑)、作品の事も私たちの事も応援してもらえたらなと思っております!」(千本木)

TVアニメ『ガーリッシュ ナンバー』は、TBS、チューリップテレビ、サンテレビ、BS-TBSにて放送中。各詳細はアニメ公式サイトにて。

(C)Project GN/ガーリッシュ ナンバー製作委員会