俳優の本木雅弘が、16日に放送された日本テレビ系バラエティ番組『行列のできる法律相談所』(毎週日曜21:00~21:54)にゲスト出演し、東野幸治に苦しめられた過去を明かした。

本木雅弘(左)と東野幸治

27年前、東野と今田耕司らがMCを務めていた毎日放送『4時ですよ~だ』に本木もMCとして出演することに。オンエアでは笑いのあるやりとりが繰り広げられていたが、裏ではアイドル出身の本木に共演者は敵意むき出しだったそう。その中でも東野はレベルの違う怖さがあり、あいさつしても目を合わせずに不気味な笑みを浮かべて無視。本木は精神的に追い込まれて極度の東野ストレスから吐いたこともあるという。

今回、番組で東野と再会した本木は「東野さんは私の存在を抹殺しているオーラをものすごく出していた」と告白。東野が「アイドルの人と仕事したことないから、どう接したらいいかわからなかった。あいさつされても前を見てニヤニヤするしかできなかった」と釈明すると、「私には不気味な笑みっていうことしか…あんなに人間のおぞましさを見せつけられたのは初めてで」と当時の恐怖を振り返った。

そして本木は、「若気のいたりとはいえ失礼な態度をとっていたことをおわびしたいのと同時に、あの頃見せられた人間の非情さというか、それがその後の役者人生にいい引き出しとなって定着した」と明かし、「今回の映画でも相当いけすかない嫌な男を演じているんですけど、私の中では東野さんをモデルにした」と公開中の映画『永い言い訳』の役のモデルにしたと告白。「そのことに対してのお礼も同時に申し上げたい」と嫌みを交えて話した。

さらに、「今は大丈夫になった?」と聞かれると、数秒の沈黙の後に、「これから先も、嫌な人間を演じるときは東野さんのことを永遠に思い出しながら」と本木。東野は「やかましいわ!」とツッコんだ。