公開初日を迎えた映画『少女』の舞台あいさつが8日、東京・新宿バルト9で行われ、本田翼、山本美月、稲垣吾郎、佐藤玲、児嶋一哉、三島有紀子監督、原作の湊かなえが出席した。

映画『少女』の初日舞台あいさつに登場した本田翼、山本美月(左から)

『告白』や『Nのために』など次々と映像化作品を世に送り出している湊かなえの同名小説を映画化した本作。心に闇を抱える女子高生・由紀(本田翼)と敦子(山本美月)が、「死体って見たことある?」という転校生の何気ない告白をきっかけに、本当に意味での"死"を知りたいという願望にとらわれる、というストーリーだ。

「今日無事初日を迎えてホッとしています」とあいさつした本田は、7月からスタートしたプロモーションで全国各地を訪れ、「あんまりゆっくり回ることは出来ませんでしたが、来てくれたお客さんがすごく温かく迎えてくれました」と満足げ。また、初共演となった稲垣から「本当に大変な作品でしたが、役に集中していましたよね」と褒められるも、「現場であいさつしか交わしてないと思います。すごく喋りにくかったですね(笑)」と笑わせる場面も。一方の山本は稲垣とのシーンを何テイクも重ねたことに恐縮した様子で「自分の中では大切だなと思ったので、時間をかけてしまいました。何時間も付き合ってくださって、本当に感謝です」と話した。

本作の内容にちなみ、「自身の中にある闇は?」という質問に本田は「この前の休みに何も食べす一日中ゲームしてました。ルイボスティーを飲みながらひたすらテレビ画面と向き合う18時間でしたね。怖いですよ(笑)」と苦笑い。そんな本田の回答に「ゲーム18時間なんて僕には考えられない」と信じられない表情をしていた稲垣は「僕は基本的に闇。部屋の中が闇なんですよ。蛍光灯がNGなのでキャンドルとかしかないんです。よく『占いの館』って言われます」と話していた。その稲垣がいるSMAPは年内の解散が発表されているが、帰り際に「解散について一言」という報道陣の声がけには「頑張りますんで」と答えたのみで会場を後にした。