では、自営業など国民健康保険の介護保険料はどのように決まるのでしょうか。保険料の計算方法は、居住地である市区町村が以下の4項目を独自に決めて決定します。

介護保険料の計算方法

■「所得割(所得に応じて計算)」

■「均等割(世帯の第2号被保険者に応じて計算)」

■「平等割(第2号被保険者の属する世帯で1世帯につきいくらと計算)」

■「資産割(資産に応じて計算)」

式で表すと、下記のようになります。

介護保険料=「所得割」+「均等割」+「平等割」+「資産割」

ただ、「『所得割』と「均等割」のみ」「『所得割』と『均等割』と『平等割』の3区分のみ」など、自治体によってさまざまで計算方法も変わってきます。居住している市区町村のウェブサイトなどで確認してみましょう。

なお、国民健康保険に加入している第2号被保険者は、国民健康保険料に上乗せする形で居住している市区町村へ納付します。

ちなみに、第2号被保険者の介護保険料の支払いは、40歳の誕生日の「前日」の属する月からスタートします。まだ先のことと思わず、早めに保険料の予算を立てて、スムーズな家計管理をしていってくださいね。

※写真と本文は関係ありません

筆者プロフィール: 武田明日香(たけだ あすか)

エフピーウーマン所属、ファイナンシャルプランナー。日本テレビ「ZIP!」やTBSテレビ「あなたの損を取り戻せ 差がつく! トラベル! 」、「Saita」「andGIRL」等の雑誌、「web R25」「わたしのマネー術」等のウェブサイトなど幅広いメディアを通じ、お金とキャリアの両面から女性が豊かな人生を送るための知識を伝えている。お金の知識が身につく初心者向けマネーセミナー受付中(受講料無料)。