カレジャパンは9月9日、「KARE(カレ) 梅田店」を大阪府大阪市北区茶屋町・NU 茶屋町本館 B1Fにオープンする。同店はドイツ発のインテリアブランド「KARE」の、日本初の旗艦店となる。
「KARE」は1981年、ドイツ・ミュンヘンの郊外に40平方メートルの小さなショップとしてスタート。現在では、世界50カ国で250以上の店舗を展開している。同店のオープンにより、大阪から日本のインテリア市場に「賢く(買い物し)、センスよく(暮らす)」価値観を発信するとしている。
コンセプトは「LIFE IS STYLE! LIFE AGAINST THE STREAM!(人生とはスタイルだ! 流れに身を任せず、自分の意思で生きよう!)」。いわゆるトレンドやスタンダードなデザインに、クレイジーな解釈を交え、あらゆるテイストをユニークにデザインするブランドであり、それを表現するためにインテリア業界では常識外れとも言われる、毎年2,000もの新しいデザインを発信し続けている。
一番の特徴はそのデザイン性とバリエーションの豊富さにあり、5,000アイテムを誇るKAREのアイテムの内、約半数が毎年新デザインに入れ替わるという。
同社は、日本人は欧米に根付くホームパーティー文化を持たないため、これまで「人に自身の住まいを見せる」機会が多くなかったという見解を示している。しかし、近年のSNSの発展が、その「見えなかった人(他人/自身)の部屋の中」を可視化させ、自身の部屋を見直すきっかけを生み出していると考察している。
また、「オシャレにしたい」「快適にしたい」という潜在ニーズが顕在化し、さらに中古マンションのリノベーションが普及するにつれて、住まいについて好みや使いやすさに応じた「自分らしい選択」をする時代が現在であるとのこと。KAREは、そんな「賢く住まいを考え、自分のセンスを信じること」を後押しする家具・インテリアブランドだという。
KAREのベストセラーアイテムの一例--上「babalou chest」(税別15万6,000円)、左下「side table white bear」(税別2万5,000円)、右下「Nodding big eye dog」(税別1,500円) |
今回の日本初となる大阪旗艦店の出店にあたって、KARE designの創始者(現CEO)、Jurgen Reiter氏は「高価で退屈な家具を経験するには人生は短すぎる。しかし幸運なことに……KAREはお高くてつまらないことは一切しません! 」とコメント。デザインコンシャスなブランドとして、市場に驚きとインスピレーションを与えることを約束している。
同社では、大阪に旗艦店を出店する理由をKAREのユーモアやオリジナリティのあるデザインが大阪の持つ文化や価値観と親和性があり、価格にも徹底的にこだわる同ブランドのコンセプトが受け入れられるという思いに至ったからだとしている。また、同店を皮切りに「『等身大で選べる自分らしいインテリアがもたらす心の豊かさ』の価値観を伝え、大阪から日本の住環境を変えたいと切望している」という。