JR東日本は8日、同社の電子マネー「Suica」が、10月から日本国内でのサービスを開始する非接触型決済サービス「Apple Pay」に対応すると発表した。

「Suica」が10月から「Apple Pay」に対応(写真はイメージ)

「Apple Pay」は、9月16日に発売される「iPhone 7」「iPhone 7 Plus」「Apple Watch Series 2」に搭載される機能。スマートフォンなどの端末にあらかじめクレジットカードやプリペイドカードなどを登録しておき、支払い時には読み取り端末に近づけるだけで決済が完了する。

「Suica」を「Apple Pay」で使う場合は、持っている「Suica」カードか「Suica」定期券を「iPhone 7」または「iPhone 7 Plus」にタップし、「Suica」の残額や定期券の情報をiPhone側に転送させる。複数の「Suica」を「Apple Pay」に登録し、利用目的に応じて使い分けることも可能。「Suica」への入金や定期券の更新も、「Apple Pay」に登録したクレジットカード(アメリカン・エキスプレス、MasterCard、JCB、ビューカード)からできる。

端末を紛失してしまった場合は、「iPhoneを探す」機能で紛失モードに設定すれば、「Apple Pay」の使用を一時的に停止することができる。遠隔消去で端末に保管される個人情報を消去することや、「iCloud.com」にログインして支払いを停止することも可能。端末を紛失しても「Suica」のチャージ残高は保証されるという。

「Apple Pay」での「Suica」の利用方法やサービス内容については、後日改めてJR東日本ウェブサイトなどで案内されるとのこと。

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