楽天リサーチはこのほど、「英語に関する調査」の結果を発表した。調査は8月5日~6日、全国の20代~60代の男女1,000名を対象に、インターネットで行われた。

男女7割が"英語"に苦手意識

調査によると、「英語が苦手」だと感じている人の割合は、性年代に関わらず約7割。また、得意・不得意の意識の差とTOEICの獲得スコアを比べたところ、TOEICスコアが700点以上の回答者の7割以上が「英語が得意」と感じていることがわかった。

「英語を生かして実践しているもの」

では、得意な英語をどんな場面で生かしているのだろうか。「英語が得意」と回答した人に聞いたところ、「海外旅行をする(44.8%)」が最も多く、次いで「英語の曲を歌う(29.9%)」という結果に。「外国人と定期的に交流をしている(27.6%)」や「英文の書籍や新聞を読んでいる(25.3%)」よりも高い結果となった。

「英語を流暢に話せたら何をしたいか」

一方、「英語が苦手」という人は、もしも英語を流暢に話すことができたなら「海外旅行をしたい(38.4%)」という人が最多となり、次いで「英語の映画を字幕なしで観たい(29.0%)」「外国人と定期的に交流したい(20.4%)」と続いた。

日本人7割強が「日本人の英語力は低い」と回答

「日本人の英語力について・英語の勉強が好きか」

次に、日本人の英語力について尋ねたところ、7割強が「低い(49.9%)」「とても低い(24.3%)」と回答。また、英語の勉強が好きかどうか聞いたところ、「(とても)好き」という人は21.3%にとどまり、43.9%が「(とても)嫌い」と回答した。

「実践している(していた)英語の勉強方法」

実施している(したことがある)勉強方法について尋ねたところ、「教材で勉強をする(27.8%)」「ラジオ講座を聴いて勉強する(11.5%)」「海外旅行をする(10.9%)」が上位に並ぶ一方で、半数以上が「実践している(したことがある)勉強方法はない(51.0%)」ことがわかった。

英語以外に学ぶなら「中国語」が断トツ

「英語以外の言語を勉強するとしたら何語にしたいか」

英語以外の言語で何語を学びたいか尋ねたところ、男女ともに「中国語」が1位に。続く2位3位は男女で差が出ており、男性は「スペイン語」「ドイツ語」となったのに対し、女性は「韓国語」「フランス語」という結果となった。

「一番尊敬するグローバルで活躍している(いた)日本人」

最後に、グローバル(海外)で活躍している(いた)日本人の中で、一番尊敬する人について聞いたところ、「鈴木一郎(イチロー)」が断トツの1位に。続く2位は「錦織圭」、3位は「杉原千畝」という結果となった。