Grand Theft Auto V(グラフ37~41)

Rockstar Games
http://www.rockstargames.com/V/ja_jp

平均フレームレートを見ると、低解像度ではNVIDIA系とAMD系ではっきり分かれているのがちょっと面白い。それでもFull HDあたりになると両者が次第に交じり合う結果になっている。もっともこれはAMD系がそう変わらず、NVIDIA系が次第にフレームレートを下げている結果起きているだけではあるが。RX 480 CFだけは最後まであまりフレームレートを落とさずに維持しているのは、CrossFire(やSLI)にありがちな特性である。

最大フレームレートでは、大体250fps前後あたりでフラットになっているのは、たぶんそろそろ描画以外の処理(というかゲームエンジン)がボトルネックになっているものと推測できる。実際、4Kでの最高速がR9 390というあたり、一定以上のGPU性能があるとゲームエンジン側がボトルネックになってしまう事を示していると思う。

ここで唯一落ちるのがRX 480というのもなかなか象徴的である。一方の最小フレームレートを見ると相変わらずAMD系がひどいのだが、ただこの低いフレームレートがどの程度の頻度で現れるのか? というのはこのグラフだとはっきりしない。

これをクリアにしてくれるのが30fps達成率(グラフ40)である。Full HDの時点での数字を見ると、一番スコアの低いRX 480でも11000フレーム強のうち10フレーム未満となっており、実際のプレイで深刻な影響が出る感じではなさそうだ。

RX 480 CFではどうかというと、負荷が上がるほど性能が出しやすいということもあり、4K解像度でも99.7%とスコアは高めである。これは、よりシビアな60fps達成率(グラフ41)で更に明確である。

Full HDまでの結果はグラフ40にほぼ等しいが、4K解像度ではほとんどのケースが1%未満で、GTX 1070でも20%である。さすがにGTX 1080は80%近い性能を出しているが、RX 480 CFはこれを上回る83%になっており、このあたりはCrossFireの面目躍如といったところだろうか。

Hitman 2016(グラフ42~52)

Square Enix
https://hitman.com/

DX12対応にも関わらず、ちょっと肩透かしだったのがこちら。まずグラフ41~43がそれぞれの平均フレームレートである。最高速がGTX 1080、ついでGTX 1070というのは予期されていたことだが、問題はRX 480 CFがまるで速度が上がらないこと。実際すべてのケースでRX 480 CFの性能はRX 480を下回るという、ちょっと理解しがたい結果に終わっている。

これは最高フレームレート(グラフ45~47)でもいえることで、解像度によってはRX 480 CFの性能が高い場合もあるが、4KでのフレームレートはRX 480とほぼ一緒になっている。

ちなみにDX12でのGPUの最大フレームレート(グラフ47)はちょっと凄いことになっているが、これはHitman 2016側の問題(何かしら測定方法をミスっているとしか思えない)のでスルーしてほしい。最小フレームレート(グラフ48~50)も傾向は同じで、GTX 1070/1080の性能の高さが目立つという以上の結論が出てこない。

実際にはどうか? ということで4K解像度のフレームレートを見てみた。グラフ51がDX11のもので、どのビデオカードでも結構細かくスパイクが出ているが、それを抜いて考えるとGTX 1080がやはり安定して40fps以上を実現しており、ついでGTX 1070が30fps以上を安定してキープしている。RX 480単体はというと、平均30fpsがなんとかという感じ。RX 480 CFは微妙にRX 480よりも低めに推移している。

続いてDX12のCPU Framerateを示したのがグラフ52である。スパイクの頻度はだいぶ減っており、比較的安定した結果になっているが、RX 480 CFの成績がRX 480よりもやや下がっている傾向そのものは変わっていない。

ただこのDX12。よく見てみるとたとえばGTX 980はDX12でむしろ成績が落ちているし、GTX 1070も微減しているなど、無条件でDX12にすれば性能が上がるとは限らないという好例になっており、実はRX 480 CFもそうなのだが、RX 480はむしろ性能がわずかに改善するなど、色々解釈が難しい状況になっている。