英Armは6月10日(現地時間)、モバイルデバイス向けのデモタイトルとして『Neural Dawn』の開発を発表し、今年後半にも公開すると明らかにした。先端グラフィック技術を導入し、同社製品での利活用をアピールする。

  • モバイルデバイスにも“ニューラルレンダリング”導入。Arm『Neural Dawn』今年後半公開へ

    モバイルデバイスにも“ニューラルレンダリング”導入。Arm『Neural Dawn』今年後半公開へ

『Neural Dawn』は、Armとゲーム開発スタジオのSumo Digitalが協業して制作中のデモゲームタイトル。かなり新しいバージョンであるUnreal Engine 5.6.1をゲームエンジンとして採用しており、モバイル向けゲームとしては世界で初めてUnreal Engine MegaLights機能を搭載。4つのレベルで120分の体験を想定する本格的なゲームで、プレイヤーは崩壊しつつある文明の真実や科学者の隠された計画に迫っていく。

技術面ではArmが提供する「Arm Mali GPU」がサポートする先端グラフィック技術への対応が特徴。MegaLightsによるハードウェアベースのレイトレーシング機能に加え、ニューラル・スーパーサンプリング・デノイジング(NSSD)とニューラルフレームレートアップスケーリング(NFRU)機能を導入して品質と性能のバランスを強化する。NPUを用いたAI描画支援機能によって消費電力を削減し、バッテリーの動作時間を延長するとしている。

ゲームはArm Mali GPUを搭載したAndroidデバイス向けに限定してリリースされる予定。Armは『Neural Dawn』を通じてモバイルデバイスにおける新しいビジュアル品質、パフォーマンス、効率のデモンストレーションとして活用するという。