BioShock Infinite(グラフ19~30)

Irrational Games
http://www.bioshockinfinite.com/ja/home

次はBioShock Infiniteをシーン別に。こちら、バッチコマンドで実施したら1600×900の代わりに1280×1024という変な解像度が選ばれてしまったので、これのみ変な解像度設定となっている。

まずはWelcome Center(グラフ19~21)。DX11の割には、というべきなのだろうがきちんとRX 480 CFも性能が出ている印象である。4Kでもすべてのビデオカードが50fps超えだから、相対的に負荷が軽いのかもしれない。

最大フレームレートは多少暴れているが、面白いのは4K解像度でNVIDIA系がやや低めに推移しているのに、AMD系が全部300fpsあたりで安定しているのは興味深い。もっとも最小フレームレートでは明確にAMD系が低めになっており、このあたりと関係ある(この手のものだと、あるフレームがやたら遅く、その次のフレームがいきなりとんでもない高い数値になることがしばしばある)のかもしれない。

もう少し負荷がかかるTown Center(グラフ22~24)でも、RX 480 CFの性能の高さは明白で、GTX 1080にはやや及ばないもののGTX 1070には完全に追いついた感じである。RX 480単体だとGTX 970と最下位を競っている感じであるから、この性能アップは大きい。

ただFull HDでAverageで160fps近いのだから、最下位といっても実際には十分お釣りが来る感じだが。最大フレームレートは、特に4KでのRX 480 CFの高さが特徴的であるが、全般的には「こんなもんだろう」という値。面白いのは最小フレームレートで、これはグラフ21もそうだが、RX 480 CFが妙にフラットなこと。このあたりはCrossFire動作に何かしら関係しているのかもしれない。

Raffle(グラフ25~27)でもRX 480 CFの性能は悪くなく、ちょうどGTX 1070とGTX 1080の中間あたりといったところ。最大フレームレートも大体GTX 1080並だ。最小フレームレートの傾向は変わっているが、おかしいというよりもむしろこれが普通になったという感じである。

最後がMonument Island(グラフ28~30)である。こちらもFull HD以上でRX 480 CFはGTX 1080に匹敵する性能になっており、悪い感じではない。ただ最小フレームレートは一番悪い、というあたりは判断が微妙なところ。ただFull HDまでは60fpsをキープしているから、絶対性能としてはそう悪くない。

総じて、BioShockではRX 480 CFの健闘が目立つ結果になった。もちろん安定しているという点ではGTX 1070/1080が圧倒的ではあるのだが。余談ながら、GTX 1070とGTX 1080の性能差があまり無いのもちょっとポイントである。RX 480単体ではあまりかんばしいとはいえないのだが、それでもGTX 970並の成績はちゃんと維持できていることは確認できた。