Rise of the Tomb Raider その2(グラフ164~187)

先ほどは、CrossFireがやはりまるで効果ないという結果になったRise of the Tomb Raiderであるが、今度はきっちり性能が上がった。まずGeothermal Valley(グラフ164~171)であるが、平均フレームレートを見るとDX11(グラフ164)では大差なしというか、CrossFireではむしろ落ちたりしてるのだが、DX12(グラフ165)では明確に性能がアップしているのが見て取れる。

これは最大フレームレート(グラフ166と167)や最小フレームレート(グラフ168と169)でも明らかで、性能的にはGTX 1080にはやや劣るがGTX 1070は超えるという程度。

4Kのフレームレート(グラフ170と171)の比較でもこれは明らかである。とは言え、ちょっとフレームレートの上下が激しいのは気になるところだが。4Kでも割と実用的な範囲であると思う。

Phophets Tombはもう少し負荷が高めとあって全体的にフレームレートがやや下がっているが、DX12における16.7.1 CFの性能の上がり方は顕著である。16.7.1自身、16.6.2と比べてFull HDで10fps弱の向上があり、GTX 970に肉薄する程度まで改善している。

16.7.1 CFはやはりGTX 1070とGTX 108の間といったところか。当然最大フレームレート(グラフ174と175)も改善しているが、最小フレームレート(グラフ176と177)はむしろ暴れ方が増えている感じである。

このあたりは負荷の重さが利いているのかも知れない。フレームレート変動(グラフ178と179)を見ると、DX11では4つがほぼ1本の線という感じだが、DX12では16.7.1 CFは16.6.2 CFのほぼダブルスコアといった感じまで性能が上がっているし、16.7.1も16.6.2と比べて明確にフレームレートが引きあがっている。

Spaine of the Mountainも傾向は良く似ている。DX12での平均フレームレート(グラフ181)を見ると、16.7.1 CFもさすがに1280×720で200fpsには達していないが、Full HDではほぼGTX 1070に並ぶところまできて、4KではGTX 1070と1080の間といったところまで性能が改善している。

最大フレームレート(グラフ182と183)や最小フレームレート(グラフ184と185)が暴れるのはPhophets Tombとよく似た感じ。

フレームレート変動(グラフ186と187)を見ると、こちらもDX12で明確に性能が改善している。特にDX12の場合、一番負荷が高い24~26秒付近で16.7.1 CFは何とか40fpsあたりを維持していることからもこれは明白である。

Rise of the Tomb Raiderは、CRIMSON Software 16.7.1の利用で、大幅に性能が改善したという良い例になったと思う。