3DMark 2.0.2530(グラフ1~8)

FutureMark
http://www.futuremark.com/benchmarks/3dmark

7月15日に公開された「Time Spy Benchmark」だが、幸いに(?)今回のテストを実施している最中にはまだ利用できなかったので、ファーストインプレッションに引き続き、2.0.2530のままでお届けする。

まずはOverall。負荷の小さいIceStorm(グラフ1)では、当然ながら差は非常に小さい。特にUnlimitedだとGTX 1080を差し置いてGTX 1070が最速なあたり、そもそもベンチが適していない感じは明白である。

これがもうちょい負荷の大きいCloudGate/SkyDiver(グラフ2)になると、性能の差が少し現れてくる。どちらのテストでも、無事RX 480 CFがわずかながらだがGTX 1080を超えるほど性能アップしており、RX 480単独と比べてかなり性能改善されていることが伺える。もっともGTX 1070/1080も単独カードとしては非常に高い性能を叩き出しており、これらのカードの性能も悪くはない。

ということで、本命のFireStrikeのOverallがグラフ3である。UltraでこそわずかにRX 480 CFがGTX 1080に劣るが、逆にPerformanceでは若干上回っており、GTX 1080とRX 480 CFがほぼ同等といったところ。特にExtreme/UltraではRX 480と比較してほぼダブルに近いスコアを実現しているあたり、やはり負荷が掛かるケースではCrossFireやSLIは効果的であることを如実に示す結果になっている。

もう少し細かく、ということでGame Test 1(グラフ4)とGame test 2(グラフ5)を見ると、ちょうどOverallのスコアとGame Test 1がかなり近い傾向にあることが分かる。

それにしても、UltraセッティングですらGame Test 1で25fps、Game Test 2で20fps近いのだから、従来比で猛烈に性能が上がっていることが見て取れる。もっともこのあたりはGTX 1070/1080も似たような話ではあるのだが。

意外に伸びないのがCombined Test(グラフ6)で、もちろんPhysics Engineの性能はどのケースでも同じ(CPUで処理される)だから、相対的に性能差は減る傾向にあるが、RX 480 CFのスコアはGTX 1070並にとどまっている。やはりCrossFireの処理のオーバーヘッドがある分、Physics Engineの性能が下がることになり、それが差として出ているということかもしれない。単独のRX 480ならばどうかというと、いいとこGTX 970相当というあたりでしかない(といっても、それだけで凄いは凄いのだが)。

グラフ7と8はAPI Overheadの比較である。DrawCalls per Frame(グラフ7)でもDrawCall per Second(グラフ8)でもPascalアーキテクチャの2製品が最速となっている。これは当然DirectX 12を前提に設計されているからだろうが、RX 480もおおむね遜色ない。特にDrawcalls per FrameでRX 480 CFのMantleとGTX 1070/1080のDX12が同じスコアなのは、おそらくソフトウェア的に測定できる限界に達しているんではないかという気がする。

DrawCalls per Secondの方はやはりGTX 1070/1080が高い数字を出してはいるが、RX 480も悪くない。面白いのはMantleだとCrossFireの有無で性能がはっきり変わるのに、DX12では性能に差がないことだろうか。

とりあえず全般的な結果として、RX 480 CFはGTX 1080に拮抗できる程度の性能を持っている事は確認できた。