Hitman 2016 その2(グラフ153~163)

Release Noteにも名前が挙がっていたHitman 2016であるが、まず平均フレームレート(グラフ153~155)を見ると、確かに少しだが性能が改善されている。

ただ、それは本当に少し(Full HDの場合で3fps程度)であり、あまり根本的な解決には至っていない。また、DX11よりもDX12のほうがフレームレートが下がるという傾向もそのままである。

最大フレームレート(グラフ156~158)や最小フレームレート(グラフ159~161)でも傾向は同じで、多少数字の暴れ方が大人しくなったという程度である。

フレームレート変動(グラフ162と163)を見ても、目立った差があるとは言いがたいし、CrossFireで性能が上がったという話もない(というか、DX12では相変わらず明確に落ちる)。微妙な性能の改善があったことは認めるが、根本的な解決には至っていないとはいえるだろう(ただこれはHitmanに限った話ではないのだが、これがCRIMSON Softwareの問題なのか、アプリケーション側の問題なのかはちょっと判断しがたい)。