米ANDは13日(現地時間)、米国ロサンゼルスで開催中のE3に合わせて、"Polaris"アーキテクチャベースの最新GPU「Radeon RX 470」と「Radeon RX 460」を公開した。
「Radeon RX 470」と「Radeon RX 460」は、2016年6月1日にCOMPUTEX TAIPEI 2016で発表した「Radeon RX 480」の下位モデルにあたる製品となる。「Radeon RX 480」に関しては、14nm FinFETプロセスの採用やスペック概要、199ドルで6月29日に発売ということが明かされている一方で、「Radeon RX 470」と「Radeon RX 460」については、詳細なスペックや価格などへの言及はなかった。
ただし、海外メディアのPC Gamerが主催するイベント「PC Gaming Show 2016」に出演した、AMD CEO Lisa Su氏によると、「Radeon RX480」はプレミアムなVR体験に向けた製品だが、「Radeon RX 470」は高い電力効率を実現するほか、フルHD解像度で洗練されたゲーム環境を提供するという。また「Radeon RX 460」は、75W以下の消費電力で究極のeスポーツ体験を演出するとしている。
このほか、AMDのリリースでは、HDMI 2.0bとDisplayPort 1.3/1.4のサポートや、4K/60fps出力とHDR(High Dynamic Range)への対応などがうたわれている。