大盛、デカ盛、てんこ盛……。グルメの中でも心が躍るこのジャンルに、神戸から新たなメニューが東京にやってきた。その名も"男盛"。7月15日に、この"男盛"ラーメンを提供する「神戸ちぇりー亭」が東京都・小岩にオープンした。同店自慢の"男盛"とは一体何なのだろうか……。その実態を確かめてきた。

「全男盛」(税込1,360円)

恐ろしい量のモヤシとキャベツに圧倒される

同店は、JR総武線「小岩」駅から徒歩7分のところに位置している。看板商品は「ド根性の醤油」(税込700円)という、鶏がらを大量に使用した醤油スープに、もっちりとした太麺、モヤシとキャベツの野菜炒め、豚バラ肉を入れたラーメン。今回挑戦するのは、この野菜炒めと豚バラ肉を全て、大盛を超えた"男盛"にした「全男盛」(税込1,360円)だ。

「神戸ちぇりー亭 南小岩店」(東京都江戸川区)

同メニューを注文し、待つこと5分。運ばれてきたのは、丼にそびえ立つ野菜炒めの山だ。その上に、豚バラ肉7枚がのせられている。総重量は約2kgあり、野菜炒めと豚バラ肉のタワーは高さは12cmほど。麺の量はゆでる前で300gとのこと。

野菜炒めと豚バラ肉のタワーは高さは12cm

タワーが倒れてしまうため、一緒に運ばれてきた器に野菜を移す。おかしい。器がいっぱいになったのに、まだ丼には野菜炒めがたっぷりと残っている……。ようやく麺が見えるところまで移して、まずはひと口。醤油スープは少し甘めで、あっさりとしている。鶏がらと野菜炒めの風味がよく溶け込んだスープだ。太めの麺はもちもちしていて、スープによく絡んでいた。

タワーが崩れないように、事前に野菜炒めを別の器に移す

おかしい……。器が一杯なのにまだ丼には野菜がたっぷりだ

麺はもちもちとしており、スープによく絡む

スープは甘めであっさり

スープにつかったモヤシを食べつつ、麺をすする。器に移したモヤシもあるので、それも忘れてはならない。空腹状態で臨んだため、最初はさくさくと食べられた。しかし5分ほど食べ進めても全然減らない……。野菜の量に恐怖を感じながらも、一心不乱に食べ進め、なんとか麺と具材は食べ終わった。

食べ進めて5分くらい。減らない……

死闘の末、なんとかスープ以外は完食した

同メニューのほとんどは、プラス660円で全て"男盛"にすることが可能。同店のコンセプトは「応援団」で、「関わった人みんなを元気にする」という理念のもと営業しているとのことだ。ちなみに完食すると、長ランを着て記念写真が撮れるサービス付き。大食いに自信のある人はぜひ挑戦してみてほしい。

スープは全て飲まなくても完食扱いになるので、写真を撮ってもらった

なお、同店の営業時間は11時~15時、17時~22時となっている。