女優の高畑充希が8日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われた連続テレビ小説『とと姉ちゃん』のスタジオ取材会に、相楽樹、杉咲花、伊藤淳史、唐沢寿明とともに出席した。

左から、杉咲花、相楽樹、高畑充希、唐沢寿明、伊藤淳史

第15週の7月11日(月)放送回より、高畑演じるヒロインの小橋常子が出版社の社長として雑誌『あなた暮し』の出版に向け、唐沢演じる編集長の花山伊佐次や、伊藤演じる経理担当の水田正平らとともに動き出す「出版社」編がスタートする。

見どころを聞かれると、高畑は「会社がどんどん大きくなっていって、熱量が上がっています。花山さん激突することが多いんですけど、お互いの熱が体の中に明確にあると、やっぱり人はぶつかったりするし、でも私は社長になったことがないですけど、こういう役で社長をやらせてもらって、社長の大変さを感じながら、単純に楽しく撮影しています」と語り、「それぞれの登場人物がすごく素敵で、その人たちの思いが重なってドラマが生まれていって、現場にいても楽しいです。これからの三姉妹と出版社の行く末を一緒に見届けてほしいなと思います」とアピールした。

また、今後の常子の見どころを聞かれると、高畑は「ふと最近、常子のことが分かるときがあってりして、ちょっとずつ分かるときや、突然『なるほど』って分かるときとか、長くやらないと分からない変化が自分の中にあります」と打ち明け、「常子は一歩も後ろに行かず前に前に進んで、それで周りを置いていってしまうときもあるし、周りを巻き込むときもある。みんなに完全に理解される人でなくていいというか、人と違うことを思いついたり、やり始めたりする人だから時代を変えていっているんだなと思います」と吐露。「なので、やればやるほど常子を尊敬するし、新しい発見があったりして、常子を演じられるのもあと2カ月くらいなんですけど、ちょっと寂しいなと思います。もっと知りたいなと思います」と感慨深げに語った。