買ったらカットしてストックへ

まずは、買ってきた食材は一度にまとめてカット。その日使う分以外は全て冷凍してストックしておけば、普段の調理では下準備を省略することができ、後は炒めたり煮たりするだけといった作業になり、それだけでも大いに時短になる。冷凍野菜は凍ったままでも調理ができて、火が通りやすく味も染み込みやすく、油を吸い過ぎないなどのメリットもある。

野菜はカットして生のまま冷凍。水気を取り、フリーザーバッグに入れて、下段冷凍室のステンレストレイの上に載せて「約-40℃冷気おいそぎ冷凍」で冷凍。袋はなるべく平らな状態にし、刻みねぎなどは途中で取り出し外からほぐせばバラ凍結もできる

カットした野菜や肉・魚を生のまま冷凍保存しておく以外にも、それらをミックスして調味料を加えて一緒に冷凍してしまえば、使う時に開封して丸ごと鍋やフライパンに投入するだけの自家製調理キットにもなる。既に食材が調味料で漬け込まれているため、すぐに調理しても味がしっかり染み込んでいる。

肉や魚は1回で使い切れる少量ずつに分けてラップに包んで「約-40℃冷気おいそぎ冷凍」。冷凍後は種類ごとにフリーザーバッグに分けて密閉して冷凍焼けを防げる上段冷凍室へ

冷凍食品と組み合わせればメニューも広がる

メニューによっては、常備菜として料理ごと密閉容器に入れて冷凍して、食べる前に電子レンジで解凍するだけだ。これらに加えて、日によっては市販の冷凍食品も組み合わせれば、短時間でも十分にバラエティーに富んだ食事を用意できる。

カットした野菜と調味料を袋でミックスして丸ごと冷凍した、自家製プルコギミックス。調理は半解凍の状態でフライパンで炒めるだけですぐにできる

また、調理したお料理も残った分は密閉容器に入れてそのまま冷凍。常備菜としていくつかストックしておけば、おかずが1品足りない時にもレンジで温めるだけですぐに食卓に出せる。

調理したお料理も、残った分は密閉容器に入れてそのまま冷凍室へ

すぐにフリージングで、結果、節約に

冷蔵庫の冷凍機能の活用ポイントは、フリージングとストックを別のものとして考えること。メガフリーザーの場合であれば、「約-40℃冷気おいそぎ冷凍」や「熱いもの冷凍」機能を使ってフリージングをした後、ストックはそれぞれに適した冷凍室に移動するということだ。この鉄則を守ることで、食材をよりよい状態で冷凍保存しておける。

フリージングしたら、それぞれ適した冷凍室にストックしていく

筆者の場合は、買ってきて食材が新鮮な内に、その日に使う分以外は早めにフリージングをしている。これにより、食材を腐らせたり劣化させたりしてムダにしてしまうことがなくなった。

また、食材は一般的にまとめ買いの方が割安でもある。しかし、大家族でなければ使い切れずに結局ムダにしてしまったり、冷凍室が既にいっぱいであるという理由で以前はあまり買いだめをできなかったりしたが、ホームフリージングをスムーズに活用することにより問題が解消。日々の家事の時短だけでなく、トータルでは家計的にも大いに節約となっている。

使い切れない懸念と冷凍室の容量不足で以前は買うのを躊躇っていた、お得な大容量パック。冷凍室が大きく整理上手な「メガフリーザー」に買い替えてからは気兼ねなく購入でき、時短と節約に貢献している

このように、食生活の時短&節約のカギを握るのは、今やホームフリージング。「メガフリーザー」は、冷凍室の容量不足と整理収納の問題を解消できる一石二鳥の冷蔵庫と言える。仕事に育児に忙しい主婦は、特に買い替え候補として検討してみてほしい。

※記事中の価格は2016年7月現在のもの