経済産業省 資源エネルギー庁が7月6日に発表した石油価格調査(7月4日時点)によると、レギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は前週から0.2円安い123.8円となり、17週ぶりに値下がりした。

直近1カ月の動き(出典:経済産業省 資源エネルギー庁Webサイト)

円高などで来週も小幅な値下がり

石油情報センターは「円高により原油調達コストが0.3円ほど下がるとともに、卸価格の値上がりに伴う小売価格への転嫁状況が落ち着いてきたことで、値下がりした」と分析。来週の価格動向については「原油価格の下落と円高により原油調達コストが0.5円ほど下がっている。また卸価格も1円ほど下落しているため、小幅な値下がりを予想している」と話している。

都道府県別にみると、17府県で値上がり、5県で横ばい、25都道府県で値下がりした。最も高かったのは沖縄県の133.9円(前週134.7円)で、次いで長崎県の132.8円(同131.1円)、鹿児島県の131.3円(同131.3円)と続いた。一方、最も安かったのは岡山県の119.7円(同119.8円)だった。

ハイオク1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より0.2円安い134.6円と、17週ぶりの値下がり。軽油1リットル当たりの全国平均小売価格も前週より0.1円安い103.5円と、2週連続で値下がりした。

灯油18リットル当たりの店頭価格は前週から横ばいの1,156円と、10週ぶりに値上がりが止まった。