総務省が7月1日に発表した2016年5月の労働力調査(速報)によると、完全失業率(季節調整値)は3.2%となり、前月から横ばいとなった。

完全失業者数は216万人と72カ月連続の減少

完全失業者数(原数値)は前年同月比8万人(3.6%)減の216万人と、72カ月連続の減少。男女別では、男性は同5万人減の126万人、女性は同3万人減の90万人となった。年齢階級別にみると、男性は「25~34歳」、「35~44歳」及び「55~64歳」で前年同月に比べ減少。女性は「25~34歳」、「35~44歳」及び「55~64歳」で前年同月に比べ減少した。

2016年5月分の完全失業率

就業者数(原数値)は同46万人(0.7%)増の6,446万人と、18カ月連続の増加。就業率(15歳以上人口に占める就業者の割合)は同0.4ポイント上昇の58.2%で、このうち15~64歳の就業率は同0.8ポイント上昇の74.1%となった。

雇用者数(原数値)は同94万人増の5,718万人と、41カ月連続の増加。雇用形態別に見ると、正規の職員・従業員数は同45万人増の3,376万人、非正規の職員・従業員数は同41万人増の1,990万人となった。