経済産業省 資源エネルギー庁が6月15日に発表した石油価格調査(6月13日時点)によると、レギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より1.1円高い123.6円となり、今年の最高値を更新した。値上がりは14週連続。

直近1カ月の動き(出典:経済産業省 資源エネルギー庁Webサイト)

最高値は沖縄県

石油情報センターは「原油の調達コストは横ばいだったが、これまでの卸価格の値上がりに伴う小売価格への転嫁が進んだことが主な要因」と分析。来週の価格動向については「引き続き小売価格への転嫁が進むため、小幅な値上がりを予想している」と話している。

都道府県別にみると、43都道府県で値上がり、1府で横ばい、3県で値下がりした。最も高かったのは沖縄県の132.4円(前週128.6円)で、次いで長崎県の131.5円(前週130.1円)、鹿児島県の131.0円(同129.6円)と続いた。一方、最も安かったのは千葉県の119.1円(同118.2円)だった。

ハイオク1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より1.0円高い134.4円と、14週連続の値上がり。軽油1リットル当たりの全国平均小売価格も前週より0.7円高い103.5円と、5週連続の値上がりとなった。

灯油18リットル当たりの店頭価格は前週より9円高い1,152円と、7週連続で値上がりした。