大井川鐵道はこのほど、SL列車用の14系客車4両をJR北海道から購入したと発表した。2017年6月からの使用開始をめざす。
同社がSL用客車を導入するのは1992(平成4)年以来、24年ぶり。現在保有する旧型客車の負担を分散させ、末永くSL列車運行を行うために導入を決めたという。
14系客車は、国鉄時代の1971(昭和46)年から製造された特急・急行用客車。今回購入した4両は、今年3月の北海道新幹線開業にともない廃止されるまで、夜行急行列車「はまなす」に使用されていた車両だ。車両番号は「スハフ14 502」「スハフ14 557」「オハ14 511」「オハ14 535」。1両あたりの定員は64~72名で、優等列車用として製造されたため、リクライニングシートを装備している。