コンビニの総菜は数多くあれど、中でもカレーパンはそれぞれのコンビニの個性が光るものが多い。そこで今回はセブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートの3社のカレーパンを比較してみよう。

今回比較する点は、「総重量」「辛さ」「香ばしさ」「食べ応え」「ルーの量」の5点。「総重量」以外の「ルーの量」「辛さ」「香ばしさ」「食べ応え」は、以前の冷し中華同様、実際に食べた筆者の独断で判断する。「ルーの量」というのは、生地の厚さに対してどれくらい入っているかということ。つまりルーの量が同じでも、生地が薄い方がぎっしり入っているということになる。

セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートの3社のカレーパンを比較

セブン-イレブンは欧風ホテルカレーのような味

早速、セブン-イレブンの「たっぷりコク旨カレーパン」(税込138円)から食べてみよう。他の2つに比べ、横長で平べったい同商品は総重量105g。生地は最も薄く、もちもちとしていた。

セブン-イレブンの「たっぷりコク旨カレーパン」(税込138円)

肝心のカレーは甘めの味付け。トマトなどの野菜や牛肉のうま味がぎゅっと詰まった濃厚な味わいになっている。欧風のホテルカレーのような高級感が印象に残った。

総重量105gで生地はもちもちだ

ホテルカレーのような欧風な味わい

総重量  105g
辛さ   ★★☆☆☆
香ばしさ ★★★★☆
食べ応え ★★★★☆
ルーの量 ★★★★★

ボリュームのあるがっつりとしたパンが魅力

続いてはローソンの「揚げビーフカレーパン」(税込125円)。総重量は120gと大きめなので、食べ応えも十分だ。3つの中で1番ボリュームを求めるなら、迷わずローソンのを手にしたい。

ローソンの「揚げビーフカレーパン」(税込125円)

ルーにはしっかりと辛さがあり、具がゴロゴロしていた。パンの部分が非常に厚いので、その分、ルーの量は少ない気がする。

120gで最もボリュームがあるカレーパン

カレーは最も辛く、ルーには具がゴロゴロしていた

総重量  120g
辛さ   ★★★★★
香ばしさ ★★★☆☆
食べ応え ★★★★★
ルーの量 ★★☆☆☆

スパイスの効いたインドカレーのような味わい

最後に、ファミリーマートの「カレーパン」(税込108円)を食べてみる。他に比べて価格が安く、総重量が108gなのでコストパフォーマンスがいい。

ファミリーマートの「カレーパン」(税込108円)

ファミリーマートの「カレーパン」の特徴は、スパイスのきいた香り。本格的なインドカレーのような味わいで、辛さは中辛だった。バランスが取れた"王道"のカレーパンといったところだろう。

最もコストパフォーマンスがいい商品だった

インドカレーのような本格的な味わい

総重量  108g
辛さ   ★★★★☆
香ばしさ ★★★★★
食べ応え ★★★☆☆
ルーの量 ★★★☆☆

以上、3社を食べ比べみたが、セブン-イレブンはホテルカレーを思わせる濃厚な味わいで、少し高級な印象を受けた。ローソンはがっつりとしたボリュームが魅力的で、辛さも申し分ない。ファミリーマートはスパイスのきいた本格的な味わいで、低価格なのがうれしい。同じカレーパンだが、実際の味は三者三様だと分かった今回の比較。あなたはどのカレーパンが好み?