カカクコムはこのほど、「自動車に関するアンケート調査」の結果を発表した。調査は4月21日~27日、同社が運営する「価格.com」のID登録ユーザー4,581名を対象に、インターネットで行われた。

乗用車の年間維持費が減少傾向に

調査ではまず、1世帯で所有している乗用車の台数と利用頻度を調べたところ、「1台(50.8%)」という世帯が最も多く、半数以上が「ほぼ毎日(54.1%)」利用していることが判明。この結果は、2012年の同調査結果と比べてほぼ変わりはなかった。

「乗用車の年間維持費」

一方、所有している乗用車の年間維持費については、全体的に減少傾向に。「30万円未満(49.0%)」が前回調査時より8.8ポイントの増となった。

年間平均維持費は、軽自動車が21.5万円(前回23.9万円)、コンパクトカーが24.2万円(前回29.5万円)、ミニバンが28.9万円(前回34.6万円)など、車種別に見ても軒並み前回調査を下回っていることがわかった。

SUV・スポーツタイプの人気上昇

「所有している車種・購入したい車種」

次に、購入したい乗用車の種類を尋ね、その結果を現在所有している車の種類と比較したところ、「ミニバン」が4.3ポイント、軽自動車が4.2ポイント低いのに対し、「SUV」が6.9ポイント、「スポーツ」が3ポイント高い結果に。この結果を受けて、「長らく続いたミニバン人気の陰りと、エコカー減税などで人気を集めた軽自動車の販売不振がうかがえます。いっぽうで、走ることの楽しみを感じられるスポーツタイプへの人気が高まってきている」と同社は分析している。

ちなみに、現在所有している乗用車のエンジンタイプは8割以上が「ガソリン」だったが、次は「ハイブリッド(28.5%)」を購入しようと考えている人が約3割に。話題のEV(電気)については2.9%にとどまった。

約7割が、購入は「価格重視」

「乗用車を選ぶ際に重視するポイント」

最後に、乗用車を選ぶ際に重視するポイントを尋ねたところ、最も多かった回答は「価格(71.2%)」だった。次いで「外装デザイン(58.5%)」「車種(56.9%)」「燃費(53.7%)」と続き、重要とされがちな「走行性能」や「乗り心地」はTOP3から外れる結果となった。