東武鉄道は25日、東武アーバンパークライン(野田線)六実~逆井間で複線化工事に着手すると発表した。今年度から工事を開始し、2019年度末をめどに完成予定。これにより、柏~船橋間は全線複線となる。
東武アーバンパークラインは大宮~船橋間を春日部駅・柏駅経由で結ぶ路線。現在は一部列車を除き、大宮~柏間・柏~船橋間に分かれて運行される。60000系の投入が進み、今年3月26日のダイヤ改正で急行運転(大宮~春日部間)が開始されるなど、利便性・快適性の向上に向けた取組みが進む一方、現在も複線・単線が混在した路線となっている。
六実~逆井間約3.9kmで今年度から複線化工事に着手し、柏~船橋間をすべて複線とすることで、同区間における列車交換のための待ち合わせが解消され、所要時間の短縮など、輸送サービスのさらなる向上をめざすという。複線化完成目途を2019年度末としており、「工事期間中はご不便をおかけすることになりますが、安全を最優先に工事を進めてまいります」と東武鉄道は発表している。