アークスが運営する「100時間カレー B&R」は4月23日より、「牛カツカレー」(税込1,300円)をレギュラーメニューとして全店舗で販売を開始した。ここ数年で話題になった"牛カツ"をカレーのトッピングに採用した同メニュー。一体どんな味なのか、実際に食べて確かめてきた。
「100時間カレー B&R」はその名の通り、調理に100時間かけたカレーを提供する専門店で、「2014年 神田カレーグランプリ」の優勝店だ。タマネギ、ニンジン、ニンニク、ショウガ、トマト、リンゴ、バナナ、マンゴーなどをあめ色になるまで炒め、20種類以上のスパイスとともに牛だしで煮込む。具材が全てとろとろになったところで火を落とし、3~4日冷蔵庫で熟成させている。具材はみじん切りのタマネギが少し残っている程度で、すべてルーに溶け込んでいた。
牛カツをトッピングしたカレーは、2015年3月に高円寺店にて期間限定で提供したところ、想像を超える人気商品となったため、全店舗でレギュラーメニューとして販売を決定。これからは看板メニューの1つとして売り出していくという。
まずは100時間かけて作られたカレーからひと口。タマネギの甘さがぎゅっと詰まった濃厚な味わいだ。タマネギをたくさん使っていることがウリで、1杯につき1玉使用しているそうだ。家で食べるカレーと一線を画すのは、やはり熟成時間だろう。時間をかけたことでしっかりとルーになじんでおり、「丁寧に作られたんだな」と実感できるコクのある味わいだった。
続いて牛カツ。牛カツはレアに仕上げられており、断面を見ると中心部は鮮やかな赤色。さくっとしたカツの食感に加え、レアによる柔らかい肉質を堪能できる。カレーとの相性はもちろん抜群だ。
同店スタッフの米田卓矢さんによると、ワサビをつけると味が劇的に変わるとのこと。「ワサビとカレーは合うのか?」と思ったが、実際に試してみると、ワサビのさっぱりとした辛みがカレーの濃厚さを引き立ててくれていた。これはリピートしたくなるかも……。
同店では、牛カツにアボカドとゆで卵をトッピングした「牛カツスペシャルWカレー」(税込1,500円)もレギュラーメニューに追加した。濃厚なカレーにレアで柔らかい牛カツ、そのどちらも楽しめる「100時間カレー B&R」。現在関東を中心に8店舗営業しているので、近くに寄ったらぜひお試しを。