東京都・台場の「アクアシティお台場」に4月22日、日本が世界に誇るラーメン店6店が集結した「東京ラーメン国技館 舞」がオープンした。館内には全国的に知られた個性豊かなラーメン店が出店しており、どこに行こうか悩んでしまうはず。そんな人のために、全6店のイチオシメニューを紹介しよう。

「東京ラーメン国技館 舞」

「極太麺×濃厚つけダレ×魚粉」の発祥店

まずはつけ麺専門店「頑者 NEXTLEVEL」。埼玉県川越市で創業した同店は、「魚粉」を初めて具材として使用し、濃厚つけダレブームの先駆けとなった店だ。「NEXTLEVEL」という名前の由来は、スープに使われている魚介と豚骨の濃度が本店よりも濃いからとのこと。

「頑者 NEXTLEVEL」の「特製つけめん」(税込1,100円)

代表メニューの「特製つけめん」(税込1,100円)は、もちもちとした食感の極太麺に、魚介の香りあふれる濃厚つけダレがよく絡む一品。つけダレはかなり濃厚なので、食後にスープ割りを注文するのがオススメだ。

極太麺の幅は約5mm!

元祖「魚粉」もたっぷり

スープにも魚粉がたくさん使われている

チャーシューも極厚

ポタージュのような濃厚鶏白湯ラーメンが長野から出店

続いては長野県の「気むずかし家」で、今回が関東初出店となる。鶏がらが崩れるまで煮込んだことで、コラーゲンを豊富に含んでいる「鶏白湯らーめん」(税込790円)のスープは、まるでポタージュのよう。

「気むずかし家」の「鶏白湯らーめん」(税込790円)

どろっとしたスープがよく麺に絡んでいる

"本物"の博多豚骨ラーメンを提供!

同じく「二代目 博多 だるま」も東京初出店だ。昭和38年(1963)に創業した同店では、地元・福岡で長年親しまれてきた、"本物"の博多ラーメンを東京で提供していくという。スープのダシには大量の豚骨を使用しているが、臭みはほとんど感じない。イチオシは、福岡県の祭り「博多どんたく」をイメージした「濃厚豚骨 博多どんたく盛り」(税込1,100円)で、税込150円で「替玉」も注文できる。

「二代目 博多 だるま」の「濃厚豚骨 博多どんたく盛り」(税込1,100円)

麺は博多ラーメン定番の細麺だ

世田谷創業の"魚介系醤油ラーメン"の名店

鶏がらや豚骨の濃厚スープもいいが、さっぱりとした魚介系もまたいい。続いて紹介する「せたが屋」(東京・世田谷)では、そんなさっぱり感が魅力の魚介系醤油ラーメンが楽しめる。看板商品の「せたが屋らーめん」(税込1,080円)では、「ウルメ煮干し」「イリコ」「ソウダ節」「サバ節」を大量に使った優しい醤油スープが体に染みる。

「せたが屋」の「せたが屋らーめん」(税込1,080円)

洗練された魚介醤油スープを楽しみたいならここ

日本最北端の味を取り入れた味噌ラーメンとは?

味噌ラーメンも負けてはいない。創業120年を誇る「札幌 みその」では、日本最北端の稚内産味噌を使用。ラードを焦がした香ばしいスープは、体を芯から温めてくれるようなほっこりとした味わいだ。「東京ラーメン国技館 舞」限定の「炙りトントロチャーシュー麺」(税込1,250円)には、長さ約8cmのトントロが4枚入っている。

「札幌 みその」の「炙りトントロチャーシュー麺」(税込1,250円)

トントロの長さは約8cm

札幌ラーメンらしくちぢれ麺だ

名古屋名物"台湾まぜそば"を生みの親

最後に紹介するのは、ここ1~2年で東京にも勢力を伸ばしてきた名古屋メシの「台湾まぜそば」で、その生みの親である「台湾まぜそば はなび」も軒を連ねている。「台湾まぜそば」はピリ辛のひき肉やニラ、卵を極太麺に乗せた汁無し麺で、それを全てかき混ぜて食べるのが名古屋のスタイルだ。

「台湾まぜそば はなび」の「元祖! 台湾まぜそばDX」(税込1,100円)

全て混ぜ合わせて食べる

全ての具材のうま味をひと口で!

同店でのオススメは「元祖! 台湾まぜそばDX」(税込1,100円)。具材を全て混ぜてから麺をすすると、ピリッとした辛さにニラやニンニクなどパンチの効いた味わいが加わっていた。麺を食べ終わった後には、サービスの「追い飯」も付いている。

最後は「追い飯」を楽しもう

個性的な6店舗が集まった「東京ラーメン国技館 舞」。自分の好みに合うラーメンを見つかっただろうか。お台場でご飯に迷った時は、日本が誇る名店たちの味めぐりをしてみてはいかがだろうか。

営業時間は11時~23時(ラストオーダーは22時30分)。定休日は「アクアシティお台場」に準ずる。