本田技研工業(ホンダ)、トヨタ自動車、ダイハツ工業はそれぞれ、14日以降に発生した熊本県を震源とする地震(熊本地震)による工場稼働への影響や今後の稼働予定などを発表した。
ホンダ熊本製作所は熊本県大津町にあり、二輪車をはじめ多機種の製品を生産し、エンジンや各部品の生産加工から完成車組立までが一貫して行われている。14日夜の地震発生後から生産を休止しており、このほど22日まで生産を休止すると発表。その後の生産予定については、工場の修復および部品供給の状況を見ながら決定していくとしている。
トヨタ自動車とダイハツ工業・ダイハツ九州も、地震の影響による部品の供給状況などから、18~23日の間は国内における完成車組立てラインの稼働を段階的に停止すると発表。稼働再開については、今後の部品供給状況等を見ながら判断していくとのこと。
稼働停止となるラインは、トヨタ自動車の高岡(第1、第2)、堤(第1、第2)、田原(第1、第3)、元町(第1、LFA工房)、ダイハツ九州の大分(中津)工場、久留米工場。ボデーメーカーでは、トヨタ自動車九州(宮田第1、第2)、トヨタ車体(いなべ第1、第2、富士松第1、第2、吉原第1、第2)、岐阜車体、日野自動車(羽村第1、第2)、ダイハツ工業(京都)、トヨタ自動車東日本(岩手第1、第2、宮城大衡)とされている。