熊本出身の俳優・高良健吾(28)が16日、約2年ぶりにオフィシャルブログを更新し、地震で甚大な被害が続く故郷への思いと共に、「自分にできることはすべてやりたい」と決意のほどをつづった。

俳優の高良健吾 撮影:大塚素久(SYASYA)

2014年7月10日以来となる投稿で「熊本の皆さんへ」と題し、「自分の声出せるのここしかなくて」の書き出しから、「自分の大切にしてる場所が大変なことなってて九州のみなさん心配です」「熊本のみなさん心配です」と胸の内を明かした。

記事よると、高良の実家は福岡にあり、阿蘇に住む祖父母や熊本の友人の無事を確認。明日、友人らと益城町で炊き出しをする話もしていたが、交通網に影響が出ていることから断念したという。

高良は、「今この時点ではどうにもこうにも動けません」「ずっとニュースを見ているだけしかできなくて」「今の状況だと、気持ちだけで動くことがかえって迷惑になることもわかるから」など歯がゆい思いを記し、「なにが今必要ですか?熊本のみなさん」「タイミングは見極めて動きます」と呼びかけている。

■4月16日付投稿の全文(アメーバブログより)

熊本の皆さんへ

自分の声出せるのここしかなくて

自分の大切にしてる場所が大変なことなってて
九州のみなさん心配です
熊本のみなさん心配です

今自分の実家は博多なんですけど、福岡もだいぶ揺れたみたいで、
阿蘇に住んでる祖父祖母は無事でした
熊本の仲間も無事でした
熊本の仲間とは明日から益城で炊き出しを一緒にしようと話して動いてたのですが、熊本全域で被害が広がってて、今の時点で空港も高速も機能していないので、、
今この時点ではどうにもこうにも動けません
ずっとニュースを見ているだけしかできなくて
今の状況だと、気持ちだけで動くことがかえって迷惑になることもわかるから

大切な場所で感謝しかない場所で大好きな人達が住んでる場所だから
熊本に自分はなにができるのか常に思うことだから

なにが今必要ですか?熊本のみなさん
タイミングは見極めて動きます

もう少し落ち着いてからの動きは考えています、力を貸してくれる人達もたくさんいます自分にできることはすべてやりたい

不安な時間を過ごしてると思います
熊本の尊敬するところは
隣にいる人を自然に自分の身内のように大切にできるところだと思います
人と人とのつながりをめちゃくちゃ強く持っていてそれを意地でも大切にしてるところだと思っています
それはめちゃくちゃな強さだから
その心の強さがみなさんの側に常にありますように常に味方でありますように
今は
祈るばかりです
届きますように