3月27日からWOWOWでスタートする連続ドラマW『東野圭吾 カッコウの卵は誰のもの』(毎週日曜 22:00~ 全6話※第1話は無料放送)の完成披露試写会が21日、東京・北烏山の日本女子体育大学で行われ、主演の土屋太鳳をはじめ、本郷奏多、戸次重幸、耶雲哉治監督が出席した。

連続ドラマW『カッコウの卵は誰のもの』の完成披露試写会に出席した土屋太鳳

人気作家の東野圭吾原作の同名小説をドラマ化した本作は、スポーツ遺伝子をテーマに親子の絆を描く医科学系ヒューマンサスペンス。優れたスポーツ遺伝子を持つアルペンスキーヤーの風美に土屋太鳳、物語の鍵を握る青年・文也に本郷奏多、スポーツ遺伝子の研究者・柚木に戸次重幸がそれぞれ扮し、才能の危うさや親子の存在などをリアルに描き出す。

第1話の完成を記念して行われたこの日のイベントは、主演の土屋が在学している日本女子体育大学で開催。「先生方もいらっしゃると聞いてすごく緊張してます…。もう1回入試を受けている気分ですよ(笑)」と緊張した面持ちの土屋だったが、同級生の存在を確認すると口も滑らかとなって「風美ちゃんはアルペンスキー界全体の発展を担ったりと今までの私の努力やプレッシャーとは比べようもありません。でも演技の世界では撮影がスタートしたら何があっても途中で投げ出せないし、ベストを尽くさないと行けません。そういった取り組む姿勢や覚悟は共通していると思いますね」と演じることへのプライドが垣間見える場面も。また、同ドラマでは努力と遺伝子という相反したものを描いているが、「努力と遺伝子どっちが大事?」という質問に土屋は「努力かなと思いますね。遺伝ってある意味努力と似た言葉。運命って変えられると言いますが、そういうことを実感した人が言っている言葉だから、運命は変えていけると思います。変える鍵の一つとして努力であって欲しいと思いますね」と努力の大切さを説いていた。

そんな土屋の魅力について本郷が「1回の撮影でハンバーグを半分食べたのは尊敬します。自分は食事が嫌いなので」と男性顔負けの食欲のすごさを褒め、戸次も「ただただ肉が好きなんですよ。撮影中に焼肉を食べに行って最後に大きいステーキが出てきたんですけど、『下げてもらいます?』と言ったら『食べます!』と。トングで率先して焼いていました(笑)」と明かして会場は大爆笑。続けて「女優としてはもちろん素晴らしいんですが、お世辞抜きで天使です! 太鳳ちゃんがいたからあの寒い環境でも全員が頑張れました。人間性も素晴らしいと思いましたね」と土屋を喜ばせていた。