SMAPの香取慎吾が主演を務めるTBS系ドラマ『家族ノカタチ』(毎週日曜21:00~)が、3月20日いよいよ最終回を迎える。香取自身、主人公の大介は「"僕"そのもの」だと言い、ファンからも「大介は慎吾君そのもの」という声が上がるなど、まさにハマり役となったが、現場での香取はどのような様子だったのか韓哲プロデューサーに話を聞いた。

左から大介の父・陽三(西田敏行)、恵(水野美紀)、葉菜子(上野樹里)

韓氏は「とても穏やかで現場に安心感を与えてくれる存在。『俺について来い!』というタイプとは真逆」と明かし、「この作品はこういうドラマなんだと理解したら、ブレずにド~ンと中心にいてくれる。そんな頼もしさがある」と説明。「みんなが思い切り芝居に打ち込めているか、作り手のわれわれが存分にやれているか、中心で見守ってくれている感じ」と続け、「だからこそ、みんなが自由にアイデアを言えて、かつ、バラバラになるのではなく香取君を中心にまとまれる」と感謝の思いを込めて語った。

そんな"中心で見守る"座長の香取が、3月6日放送の第8話で描かれた恵(水野美紀)の看護学校合格祝いと陽三(西田)と浩太(高田彪我)の送別会のシーンでは、本番前に突然大きな声で歌い出し、共演者やスタッフから歓声が起こる場面があったという。全員で中島みゆきの名曲「ファイト!」を歌って盛り上がるこのシーンで、大介(香取)だけは歌わなかったが、なんと現場では香取が生歌を披露していたのだ。

韓氏は「大介以外の人たちにとっては楽しいシーンになった方がいいということで、香取君のサービス精神が働いたのかなと。彼が歌ったことでより楽しい雰囲気になったと思う」と話し、「みんなで『ファイト!』を歌って盛り上がったあのシーンは、香取君が作ってくれた雰囲気もある」と語った。

本作は、香取演じる39歳独身男・永里大介を主人公に、西田敏行演じる父・陽三との親子愛バトル、上野演じる32歳バツイチ女・熊谷葉菜子との独身バトルを通じて、さまざまな"家族の形"を応援するドラマ。20日の最終回では、大介、葉菜子、陽三をはじめとする登場人物たちが、互いに影響を与えながら行きついたそれぞれの"家族の形"が描かれる。

『家族ノカタチ』最終話の場面写真

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