JR東日本は16日、高崎線の運転再開見込みの変更について発表した。3月15日早朝の信号装置故障で輸送障害が発生しており、当初は3月17日初電から通常運転を再開する予定だったが、同日13時頃からの運転再開予定に変更された。

高崎線を走るE231系

3月15日早朝の信号装置故障は高崎線籠原駅付近にて発生。この影響が長引き、翌16日も熊谷~岡部間で運転を見合わせ、高崎線経由の特急「スワローあかぎ」「あかぎ」「草津」も全区間運休となった。普通列車は上野~熊谷間・岡部~高崎間にて、通常の半数程度の本数で運転されたという(上野東京ラインへの直通運転は中止)。

JR東日本によれば、3月17日初電からの運転再開をめざし、復旧工事を進めたが、「当初の計画より多くの時間を要したため」同日13時頃の運転再開に変更するとのこと。

これにともない、熊谷~岡部間は17日も始発から運転見合わせとなる。高崎線の朝通勤時間帯の運転本数は16日朝とおおむね同じとされ、上野~熊谷間と本庄~高崎間は通常の半数程度、岡部~本庄間はさらに少ない本数での運転となる見込み。特急「スワローあかぎ」「あかぎ」「草津」も、17日の一部列車の全区間運休が決まった。

17日も引き続き、高崎線や上越新幹線などで通常より目的地までの時間を要し、駅・ホームへの入場が規制されることも予想される。「長期間にわたり、運休・遅延等が発生しておりますことを深くお詫び申し上げます」とJR東日本。列車の運行に関する最新情報は、同社サイト内「列車運行情報」「在来線特急列車等運休情報」にて確認できる。