東映アニメーション60周年記念、5人の少女の青春描く『ポッピンQ』特報公開

今年で創立60周年を迎える東映アニメーション原作による完全オリジナル長編アニメ映画『ポッピンQ』(2017年冬公開)の特報映像が11日、公開された。

映画『ポッピンQ』ポスタービジュアル

本作で描かれるのは、中学から高校へ進学する思春期の真っただ中で、それぞれに悩みを抱えた5人の女子が出会うことで生み出される、特別な時間の物語。学園ドラマにダンスと音楽の要素が加わり、ドラマチックな展開が楽しめる青春ストーリーとなっている。

5人の少女を演じるのは、井澤詩織、小澤亜李、黒沢ともよ、瀬戸麻沙美、種﨑敦美ら。『プリキュア』シリーズのダンス映像を手がけてきた宮原直樹氏がメガホンを取り、『世界征服～謀略のズヴィズダー～』(2014年)の黒星紅白氏がキャラクター原案を務める。3月に開催される「AnimeJapan 2016」では、さらに詳しい情報が追加発表されるという。

「これは、僕らのはじまり」との言葉と共に始まる特報は、青い空の下、息を弾ませて誰もいない堤防を走る少女を映し出す。一方で、落書きだらけの遊具の中で沈んでいる様子や、悲しみに打ちひしがれているようにしゃがみ込む少女の姿も。

シーンは戻り、再び堤防を一直線に少女が駆けて行く。堤防の先で足を止めた少女は、まぶしい海に向かって、胸にたまっていた思いを吐き出すかのように、叫び声を上げる。その瞬間、一筋の光が5人の少女たちのもとへ向かうかのように放たれていく。思春期ならではの葛藤と同時に、物語の"はじまり"を予感させる仕上がりだ。