Woman&Crowdはこのほど、「女性が考える結婚・出産とキャリアに関する意識調査」を実施、結果を公表した。同調査は1月14日~2月2日、同社が運営する調査機関「Woman&Research(ウーマンリサーチ)」にて、結婚や出産を機に離職を経験した既婚女性300人(Woman&Crowd会員)と、これから就職活動または就職を控えている大学3・4年生の女性220人(中央大学・明治大学・早稲田大学 ※順不同)の計520名を対象にインターネット調査にて実施された。

約7割の女子大生が「休日・休暇を取りにくい雰囲気がある」会社には就職したくないと回答

大学3・4年生の女子大生に、キャリアアップや長く働き続けることを目指す場合、「こんな会社には絶対就職したくない」と思う企業の特徴を複数選択で選んでもらったところ、「休日・休暇を取りにくい雰囲気がある」会社が、7割の女子大生による票(161票)を集め1位となった。

また、「待遇に男女差別がある」(139票)、「福利厚生が軽んじられている」(131票)も上位にランクイン。そのほか、「出身大学で派閥があるところは嫌」「社員の残業が多い会社は疲弊してしまいそう」といった意見も見られた。

結婚や出産によって離職を経験した既婚女性に「女性の活躍を望むなら、こんな会社には絶対就職しない方がいい」と思う特徴を選んでもらったところ、およそ8割(235票)の既婚女性が「休日・休暇を取りにくい雰囲気がある」会社は避けるようアドバイスをすると回答。次いで、「女性の退職率が高い」(172票)、「福利厚生が軽んじられている」(152票)という特徴も挙げられ、女子大生によるランキングでは5位だった「女性の退職率の高さ」が、離職経験者からすると重要な特徴であることがわかった。

離職経験者にとっては、女性の退職率の高さが重要な特徴に

女子大生への「どのような基準で就職先を選びますか(選びましたか)?」という問いに対しては、「福利厚生が整っている」「自分がやりたい仕事ができる」がほぼ同数を集め1位となった。次いで「社風・企業理念に共感できる」「長く働き続けられる」という結果となり、就職にあたっては、仕事のやりがいと併せて社内制度や就労環境を重視していることがわかった。

就職先の選択は、仕事のやりがいと併せ社内制度や就労環境を重視

"キャリアアップに意欲的で、就職後に管理職を目指すことも視野に入れている"と回答したのは、女子大生全体の65%という結果となった。また、「女性のキャリアアップにおいて、結婚や出産は影響の度合いが大きいと感じるか」という質問に対しては、94%の女子大生が「大きいと感じる」と回答。同じ質問を既婚女性にもしたところ、97%の女性が「大きいと感じる」と回答した。

女子大生の65%が、キャリアアップに意欲的だと回答

「キャリアアップにおいて結婚や出産の影響は大きいと感じる理由」(女子大生の自由回答より一部抜粋)としては、「男性と比べて、女性の結婚や妊娠に関する仕事のブランクは非常に大きい」「男性の育児休暇やフレックスタイムなどの制度の取得が低く、結果的に女性がそういう手段を選ぶしかないと感じる」「社会的に成功している女性でも結婚や出産を両立させているイメージがない」「妊娠、育児をしながら働く制度が整ってない社会だと思う」などが挙った。

さらに、就職活動や社会人生活を送るにあたって、「女性だから」不安を感じることはあるかと聞いたところ、55%の女子大生が「不安を感じている」と回答する結果となった。

「就職活動や社会人生活での性差による不安」(女子大生の自由回答より一部抜粋)については、「就活中に訪問した企業の社員から"将来結婚する気はあるか、子供は産みたいか"と聞かれた。女性として差別されるのではと感じた」「女性が少ない職場で働く場合、ロールモデルとなる人がいない」「結婚、出産後仕事を続ける環境が整っているかどうか、制度があっても浸透しているのかわからない」「結婚や出産により仕事を諦めなければならないかもしれないこと。逆に仕事のために結婚や出産を犠牲にするかもしれないこと」などの声が寄せられている。

そこで、離職を経験した既婚女性に「どのようなサポートがあれば働き続けられたと思いますか?(複数選択)」という質問をしたところ、1位は「社員同士の理解や業務のサポート体制ができている」(176票)、2位は「会社が産休・育休を取るように積極的に動いてくれる」(171票)、3位は「会社が復職を歓迎してくれる、復職しやすい空気がある」(170票)という結果となった。一方で、パートナー(配偶者)による育児や家事への協力が必要だったという回答項目は145票(5位)となり、より企業の理解や制度の充実と、組織内での浸透が求められていることがわかった。

なお、iDAが行った調査によれば、男性が思う妻の「家庭と仕事の理想的なバランス」は「仕事5: 家庭5」(25.3%)という回答が最も多く、次いで「仕事3: 家庭7」(20.7%)、「仕事4: 家庭6」「仕事2: 家庭8」(共に12.7%)、「仕事1: 家庭9」(11.3%)となり、仕事6以上の配分を回答した男性は全体の17.4%だった。

【あわせて読みたい】職場で女性は不利?