女優の有村架純が4日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪にて行われた第39回日本アカデミー賞の授賞式に出席し、存在感を示した。
優秀主演女優賞(『ビリギャル』)と新人俳優賞をW受賞した有村。衣装は黒の落ち着いたトーンでまとめながら、サイドに流した髪とベアトップドレスの組み合わせでセクシーな要素もささやかに醸し出す。
『ビリギャル』で共演した吉田羊は有村の母役を演じ、優秀助演女優賞を受賞。本当の娘のようにかわいがっていたことを吉田が壇上で打ち明け、受賞者席でマイクを向けられた有村は、「いつも本当に愛情をもらっていて、私は羊さんがいたから、さやかでいれたと思います」と返した。
また、同じく『ビリギャル』で有村演じるヒロイン・さやかの塾講師役を演じた伊藤淳史は、優秀助演男優賞を受賞。伊藤の登壇時にコメントを求められた際には、「先生じゃないときもずっと同じ目線でお話してくださって、壁を感じなかったのは伊藤さんの撮影じゃない時のたたずまいのおかげ」とここでも共演者の存在をたたえる。
新人俳優賞受賞者として登壇し、まず語ったのは『ビリギャル』について。「本当にたくさんの奇跡をくれた作品だと感じています。どこまで連れて行ってくれるんだろうといつも思っていました」「さやかという女の子に出会えて、本当に自分は幸せ者だなとすごく感じています」と打ち明け、W受賞については「もう……"びっくり"ということしかなかったです」と言うにとどめた。