JR東海はこのほど、建設中の名古屋駅新駅ビル「JRゲートタワー」のうち、中層階にできる宿泊施設「名古屋JRゲートタワーホテル」を2017年4月17日に開業すると発表した。各種サービス店舗とオフィス部分は今年11月7日に先行開業する。

「名古屋JRゲートタワーホテル」ロビーと客室(ダブルルーム)イメージ

「JRゲートタワー」は名古屋駅に隣接する旧名古屋ターミナルビル跡地にできる名古屋駅の新たな駅ビル。地上46階・地下6階建ての超高層複合ビルで、1~15階の各フロアは隣接するJRセントラルタワーズと接続する。

「名古屋JRゲートタワーホテル」は18~24階の全フロアを全350室の客室として利用。15階にはホテル併設のレストランとして、東京・南青山のモダンフレンチ「L'AS」のオーナーシェフ、兼子大輔氏が監修する「THE GATEHOUSE」(約240席)がオープンし、宿泊者以外も利用できるとのこと。宿泊者が24時間無料で使えるフィットネスルームやホテルフロントも15階に設ける。

客室は遮光性や断熱性、防音・脱臭などを徹底したつくりとし、眠り心地を追求したゆとりあるベッドを用意。ビジネスパーソンが静かにくつろげる快適な空間づくりをめざす。15階に設ける喫煙ルームを除き、ホテル内は全面禁煙となることも発表された。4月1日から宿泊の予約受付を開始する。

ホテル開業と同じ2017年4月には、37店舗からなる「ゲートタワープラザ レストラン街」が12・13階にオープン。東京の行列店・人気店を中心に、東海地方初出店の店などバラエティに富んだラインナップとする。JRセントラルタワーズのレストラン街と接続するため、開業後は計76店舗の日本最大級のレストランフロアが出現することになる。

ホテル開業に先立ち、11月7日には高層階のオフィスフロアと、オフィスワーカーの利用などを想定した各種サービス店舗が開業。サービス店舗は15階に集積され、コンビニエンスストア、調剤薬局・ドラッグストア、旅行会社、宅配受付の4店舗ができる。2017年春には同じ階にスターバックスコーヒーがオープンする予定だ。