漫画『DEATH NOTE』実写映画化シリーズ最新作『デスノート2016』(今秋公開)の新たな写真がイギリスの映画誌『SCREEN Daily』の表紙を飾り、その画像が26日、日本で公開された。

映画誌『SCREEN Daily』の表紙を飾った『デスノート2016』の新たな画像

かつての主人公とライバルである夜神月(やがみ・らいと)とLの死から10年後の世界が舞台の本作では、原作コミックに存在しながら使われていなかった"6冊ルール"を採用。東出昌大、池松壮亮、菅田将暉がメインキャストとして出演し、キラ復活を望む者とそれを阻止する者たちによる究極の頭脳戦が繰り広げられる。

新たに発表された画像は、竜崎(池松)が"ひょっとこ"のお面をかぶり、真っ白の空間でトイレの便座のようなもの座っているデザイン。ひょっとこは、前作でL(松山ケンイチ)が月(藤原竜也)に会うとき、顔を隠すために使っていた道具としても知られ、その後継者である竜崎がL同様にお面をかぶっていることも『SCREEN Daily』誌の読者らの議論と臆測を呼んだ。

そんな禍々(まがまが)しいお面をかけた竜崎の足元には、「The new saga begins」(新たな伝説の始まり)という文字が。同誌は各国のバイヤーが集まった「第66回ベルリン国際映画祭」(今月11~21日の会期で開催)初日の会場にて、約1万部が並んだもののすぐに棚から消えてしまったという。

同映画祭では、このためだけに制作されたスペシャルムービーを上映。それを見て、「すぐに本編が見たい!」と高揚した表情で、1日に何度もブースに足を運ぶバイヤーもいた。普段、日本のコンテンツはアニメしか扱わない欧米の会社や、ハリウッド大作を中心に買い付ける会社など多数の問い合わせもあった中、スペインのバイヤーは佐藤信介監督が本作を手がけることに強く期待を寄せている。

(C)大場つぐみ・小畑健/集英社 (C)2016「DEATH NOTE」FILM PARTNERS