「ニコニコ超会議2016」開催に合わせ、寝台夜行電車583系による「超会議号」を大阪駅から海浜幕張駅まで運行することが発表された。鉄道ファンに人気のブース「向谷実 Produece! 超鉄道」にて、ファン必見の企画も多数行われるとのこと。

今年の「超会議号」は大阪駅から海浜幕張駅まで583系で運行

ニコニコ超会議は初開催となった2012年以降、向谷実氏(音楽プロデューサー、ミュージシャン、音楽館代表取締役社長)プロデュースによる「ニコニコ超会議号」を毎年運行してきた。2012~2014年はブルートレインが大阪~上野間(北陸本線・信越本線など経由)を走行。昨年は485系お座敷列車「華」による日帰りツアーとなり、上野東京ラインも経由して品川~海浜幕張間を走った。

今年は幕張メッセに向かうツアー企画として「超会議号」を運転。使用車両の583系は国鉄時代の1960年代にデビューし、おもに東北方面や九州方面の寝台特急・急行列車で活躍した。大阪~新潟間の急行「きたぐに」の廃止で定期列車の運用を失ったものの、現在もJR東日本秋田車両センターに6両編成の583系が残り、臨時列車で運行される際は多くの鉄道ファンが集まるなど、人気の高い車両だ。

583系「超会議号」は4月28日に大阪駅を発車し、翌29日に幕張メッセの最寄り駅・海浜幕張駅に到着する予定。大阪駅から海浜幕張駅まで特別な経路で運行される。チケット発売情報をはじめ、詳細は決まり次第発表するとのこと。「ニコニコ超会議2016」会場の「向谷実 Produece! 超鉄道」ブースでも、103系トレインシミュレータとホームドアを使った運転士体験、本物の運転士・車掌の制服を着てのなりきりコスプレ、Nゲージを使用した鉄道ジオラマなど、多数の企画が用意される。

「ニコニコ超会議2016」は4月29・30日の2日間開催。今年は幕張メッセ全エリアに加え、隣接する野球場「QVCマリンフィールド」まで会場が拡大され、過去最大規模での開催となる。パ・リーグ公式戦の千葉ロッテマリーンズ対北海道日本ハムファイターズ(4月29日開催)とニコニコ超会議がコラボする「超野球」、NHK大河ドラマとコラボした「超・真田丸」など、今年初開催となる新企画も発表された。