お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(52)が、7日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~10:55)で、覚せい剤取締法違反容疑(所持)で逮捕された元プロ野球選手・清原和博容疑者(48)に対して怒りをあらわにした。
昨年8月のフジテレビ系『ダウンタウンなう』にゲスト出演し、薬物疑惑を否定していた清原容疑者。逮捕の9日前となる今年1月24日放送の『ワイドナショー』にもゲストで呼ばれ、飲食店でのトラブルについて釈明していた。
目の前で清原容疑者の発言を聞いてきた松本は、「いろんな人がいろんなことを言ってますけど」と前置きし、「僕はいたってシンプルで。やっぱり嫌いかな」「よくない」とバッサリ。『ダウンタウンなう』共演時を「本当に僕の目を見て『本当にやってない』と言ったんですよ」と振り返り、「われわれは信じた。その嘘って覚せい剤をやったどうこうよりも、その嘘がわれわれに対しても、スタッフに対しても、視聴者に対してもバカにしてるのかと思ってしまいますね。この罪は覚せい剤よりも重い」と厳しく指摘した。
さらに「テレビに出てきて、覚せい剤やってましたなんて言えるわけないんです。それは分かってるんです」とした上で、「じゃあ、何で出てきたんや」「嘘つきに出てきたんかということ」と疑問も。「それでギャラもらって、テレビをちょっとナメてんのかという気がするんですよ」と不快感をあらわにし、業界関係者が多大な迷惑を被っていることに触れて、「本当にダメですよ」と強い口調で批判した。
その一方で、「しばらく止めてたのかな」「『ダウンタウンなう』の時はやってなかったと思うねん」というわずかな望みも。いつもは笑いを織り交ぜて持論を展開する松本だが、「"覚せい剤なう"ではなかったと思う」と冗談を言うのが精いっぱいで、清原容疑者の裏切り行為を「『やってない』『やってない』って、逆にわれわれが幻覚を見せられていたような話でしょ」と表現して残念がっていた。