TAV GALLERY(東京都杉並区)では2月3日まで、展覧会「メンヘラ展 Dream」を開催している。

「メンヘラ展 Dream」

「メンヘラ展 Dream」は、精神的な病気や障害を抱える作家が、アートを通して世界とつながることを目的とする展覧会。2014年より継続して開催していて、2015年開催の「メンヘラ展 Special」では、出展者にうつ病、摂食障害、パニック障害、境界性人格障害といった障害を抱える作家たちが参加。約2,000人が来場した。

今回は、同展キュレーターであるあおいうに氏、双極性障害を抱えるあさか氏、抑うつを抱え、デジタル表現を追求するあろ沢氏、強迫性障害を抱えるウェブデザイナー、フルヤアツシ氏など、7名の作家が参加する。

あおいうに氏は現在、東京藝術大学油画科に在籍する学生であり、自身も物質誘発性精神病性障害を抱えている。同展の"Dream"というタイトルについては、「メンヘラに『夢を与える』、メンヘラが『夢を与える』という意味付けで、『メンヘラ展 Dream』と名付けました」と説明している。

また、「今まで、自傷のような内面性の発露でしかなかった私たちのアートが、社会とつながることを夢見ているだけだった私たちが、今度は人や社会に『夢』を与える。そんな、展示にしていきたいと思っています」と意気込みも語った。

同展の開催時間は11時~20時。休廊は木曜日となっている。