京成グループの京成トラベルサービスは22日、「さよならAE100形記念ツアー」を開催すると発表した。京成電鉄の後援で、2月21・28日の2日間開催され、引退前のAE100形が京成上野駅から宗吾車両基地まで走行する。

京成電鉄AE100形。2代目「スカイライナー」としてデビューし、2010年から「シティライナー」で活躍。「さよならAE100形記念ツアー」でラストランとなる

京成電鉄AE100形は1990年、2代目「スカイライナー」用車両として運行開始。2010年の成田スカイアクセス開業で「スカイライナー」の運用を終え、「シティライナー」用車両となった。「シティライナー」は昨年12月のダイヤ改正を前に定期運転終了となったが、1月31日までの土休日、AE100形による臨時運転(下りは京成上野駅9時1分発・京成成田駅9時58分着、上りは京成成田駅15時16分発・京成上野駅16時14分着)が行われている。

「さよならAE100形記念ツアー」では、廃車前のラストランとなるAE100形に乗車でき、車両基地での写真撮影会も行う「鉄道ファン必見のツアー」として企画された。2月21日の第1回、2月28日の第2回ともに9時頃に京成上野駅を出発し、12時頃に宗吾車両基地に到着予定。途中の経由地は「当日のお楽しみ」だという。

車内ではオリジナル弁当や記念品が配布され、「AE100形クイズ」などのイベントも実施。宗吾車両基地での撮影会に「京成パンダ」も登場する。ツアーの最後にはAE100形の廃品も含めた物品販売会を行う。「鉄道ファンだけでなく、AE100形にご乗車いただいた方々、沿線の皆様にもお楽しみいただける内容となっております。ぜひAE100形との最後の思い出づくりにご参加ください」と京成トラベルサービスは発表している。

「さよならAE100形記念ツアー」の募集人員は各回350名(最少催行人数300名)。申込みは電話予約のみ。1月25日10時から予約専用電話(予約受付時間は平日10~17時。土日祝日は休み)にて受け付ける。1名あたりの旅行代金は大人1万円・こども9,000円。なお、各回とも宗吾車両基地にて14時頃に解散予定で、復路の交通費は参加者負担となる。