AKB48の渡辺麻友が、フジテレビ系スペシャルドラマ『大奥』(1月22日・29日21:00~22:52)で、時代劇に初挑戦することが26日、明らかになった。主演の沢尻エリカと禁断の恋に落ちる奥女中役を演じ、体当たりのラブシーンにも挑む。
江戸時代の徳川幕府・大奥を舞台に、女たちの壮絶な人間模様を描く人気シリーズで、今回11年ぶりに復活する同作。沢尻は、1月22日の第1部「最凶の女」で、大奥史上最強の側室・お美代という"悪女"を、29日の第2部「悲劇の姉妹」では、将軍・家斉に気に入られたことで妹の激しい嫉妬心による策略を受け入れる姉・梅という"聖女"の2役を演じ分ける。
渡辺はこの第1部に登場。大奥の争いごとを冷めた目で見て、「男に興味などありませぬ」という不思議な娘だが、沢尻演じる悪女・お美代は、その独特な雰囲気にひかれ、真剣に愛するようになっていく。
渡辺はオファーを受けた際、「『本当に私にできるのだろうか?』と不安で押しつぶされそうになりましたが、同時にすごくうれしかったです」といい、初対面となった沢尻からは「まゆゆは今何歳なの?」などと声をかけられ、緊張が解けたという。沢尻は「渡辺さんはかわいかったし、役にはまっていたと思います。共演できてとても楽しかったです」と評価している。
編成企画のフジテレビ・羽鳥健一氏は「"悪女"に"平穏"を与えるという展開のリアリティーは、渡辺さんに演じていただかなければ成立しなかった」と重要な役どころであることを説明。「渡辺さんにとってラブシーンのお相手が沢尻さんであることは、渡辺さんの女優人生のエポックメイキングになることでしょう」と、今後の活躍への布石を予感させている。