東京ビッグサイトで12日まで開催される日本最大級の環境展示会「第17回 エコプロダクツ2015」に、国内の自動車メーカーも出展している。12月9日に発売されたばかりのトヨタ新型「プリウス」、「2015-2016 日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したマツダ「ロードスター」など、話題のモデルが並んだ。
今回、自動車メーカーは東京ビッグサイトの東2ホールにブースを構える。同ホール入口付近にトヨタブースがあり、「Beautiful Hybrid(美しい地球・美しいクルマ)」が開発コンセプトという新型「プリウス」も展示されていた。サーモテクトライトグリーンのボディカラーは会場でも目立っており、同車の前で記念撮影を行う来場者も多かった。トヨタブースではその他、燃料電池自動車(FCV)「MIRAI」のカットボディや、都市型モビリティ「i-ROAD」も展示されている。
トヨタブースの隣にマツダブースがあり、日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した「ロードスター」を展示するとともに、同車における「グラム作戦」も紹介。コンパクト化や構造革新・軽量材料の適用拡大など、徹底した軽量化技術により、先代モデルと比べて約100kgの軽量化を実現したとのこと。マツダの新塗装技術「アクアテック塗装」が第6回ものづくり日本大賞「内閣総理大臣賞」を受賞したことも紹介された。
ホンダは新型FCV「CLARITY FUEL CELL」市販予定車をはじめ、外部給電器「Power Exporter 9000」(市販予定モデル)、V2H対応DC普通充電器「Honda Power Manager」を展示。水素を中心とした「つくる」「つかう」「つながる」技術に加え、「HondaWoods」など環境への取組みも紹介され、葉っぱの妖精「リーフェル」も登場した。
スバル(富士重工業)ブースでは「インプレッサ SPORT HYBRID」を展示。優れた燃費性能に加え、運動性能・居住性・使い勝手を高度にバランスさせるなど、スバルらしいハイブリッドの価値を詰め込んだという。三菱自動車はプラグインハイブリッド車「アウトランダー PHEV」を展示していた。屋外にてエコカー乗車体験も行われ、スバル「インプレッサ SPORT HYBRID」や三菱「アウトランダー PHEV」、マツダ「デミオ」「CX-3」、トヨタ「MIRAI」、ホンダ「フィット EV」に乗車可能とのことだ。
「第17回 エコプロダクツ2015」最終日となる12月12日は10~17時の開催。自動車メーカーの他にも、計700社・団体が出展しており、最新の環境性能を持つ製品や環境負荷低減に励む先進企業の取組みなど、時代に求められる環境ソリューションが一堂に紹介されている。入場料は無料(登録制)となっている。