ディズニー/ピクサー最新作『アーロと少年』(3月12日公開)で、主人公の恐竜アーロの壮大な冒険を予感させる最新予告編が4日、公開された。
同作は、"恐竜だけが言葉を話す世界"という地球を舞台に、恐竜アーロが、家族を探すために冒険に出る感動の物語。3人兄弟の末っ子で、体が小さく弱虫で怖がりな性格のアーロは、兄と姉からいつもからかわれていたが、両親は愛情たっぷりに育てていた。そんなある日、アーロはある失敗をしてしまい、怒った父親は強くなってほしいという思いからアーロを山の中へと連れていく。ところがそんな時、アーロに危険が迫り、父親はアーロを助けるために自らの命を犠牲にして死んでしまう。
最愛の父の死を目にしたアーロは、自身も川に流され見知らぬ土地でひとりぼっちに。途方に暮れていた時に、"まだ言葉を持たない"人間の少年・スポットと出会う。同じく家族を失いひとりぼっちのスポットは、言葉は伝わらなくてもアーロが家族の元へ帰りたいことはわかった。そして、ひとりぼっち同士の2人は、アーロの家族の元へ帰るための冒険に出る。
予告編に登場するTレックスの父ブッチが「怖がってもいいんだ。一歩踏み出したとき、新しい世界が見える」と言っているように、"恐怖を乗り越えること"は同作のテーマの一つ。ピーター・ソーン監督は「人生には楽しいことだけではなく、悲しいことやつらいこともある。その悲しみや自分の恐怖心を乗り越えていくアイデアがありました。そして、そのキーとなるものは、"愛"だと思ったんです」という思いを作品に込めた。
『アーロと少年』は、12月1日(ロサンゼルス現地時間)に発表された"アニメーション界のアカデミー賞"と言われるアニー賞で、作品賞を含む7部門10ノミネートを果たした。
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